千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

昨日、生活保護の実情について書いたが
またまた”納得できない記事”を見つけてしまった・・・。

ネット上に出ていたので転載をするが
本当にやるせない思いがする。

この記事を読むことで”元気がでる”ことは無いが
このような現実があるということを受け止めて、
正直者がバカをみない社会を実現しなければならないと
決意を新たにした。


(以下引用)

「生活保護受給者 著名温泉行き尽くし、暇ならパチンコの人も」

不況の影響で生活保護受給者が急増し、
不正受給も後を絶たないが、なかにはこんな例もあるという。

東京都在住のBさん(52才)は30才になる
長男と同居しているが、ふたりそろって
生活保護を受けている。
受給額はふたりで月20万円ほどだ。

「初めて生活保護を受けたのは5年ほど前。
その時は体を壊して働けなくなり、
長男もまだ大学院生で働いていませんでした。

最初は体がよくなるまでの間だけ
お世話になろうと思っていたんですが、
毎月派遣で働くのと大差ない金額がもらえるので、
体がよくなった後も働くのが面倒臭くなってしまって…」(Bさん)

長男は大学院を卒業したものの就職に失敗。
派遣として働き始めたが、
それを機に生活保護費は減額された。
その時、長男が「こんなに減らされるなら、
派遣はやめて生活保護費をもらったほうがよっぽど楽」
といい出し、親子で生活保護を受けるようになったという。

「長男はアルバイトをしていますが、
日払いなので収入があっても記録を残さなければ
ケースワーカーにはバレません。

水道代の基本料や住宅の共益費は免除、
公営住宅の家賃は2DKで8000円にしてもらっています。

医療費は全額無料。
粗大ゴミも無料で出せるので、友達の粗大ゴミを
うちで出して、その分のお金をもらって
小遣い稼ぎをしたりしています。

だからいまは20万円がまるまる
私と息子の小遣いのようなものですね」(Bさん)

本来、生活保護を受けている人は、
生活費の半年を超える貯金や、
ぜいたく品の所持が許されない。

車の所有も基本的にはNGだが、
Bさんは病院に通うことを理由に
車の所有を認められている。

Bさん親子は閉所恐怖症や対人うつ症で
神経科にかかっており、
医師が「電車には乗れない」旨の
診断書を書いてくれたからだ。

「ヒマな時はパチンコ。あと、毎月、
息子と温泉旅行に出かけています。
名目は湯治(笑い)。

関東、東北界隈の著名な温泉は行き尽くしましたよ。
生活保護を取り消されるとそんな余裕はなくなるので、
絶対に死守したい」

悪びれもせずそう話すBさん。
そのお金が税金から支払われていることは
まったく意識にないようだ。

※女性セブン2012年5月31日号
(以上引用)

温泉めぐり?
暇だからパチンコ?
小遣い稼ぎ?
生活保護を死守?

看過できない文言が並ぶ。
多くの人たちが一生懸命働いて
納めた税金で”支えていただいている”
ということがなぜ理解できないのか?

財源が当たり前にあるわけではない。

人間だから体調が悪く病気になることはある。
精神的な病にかかりなかなか働くことが
難しい場合もあるだろう。

一時的に生活保護を受けても、短い期間で
生活を立て直し自立を目指すことが
本来のあるべき姿だ。

そして生活保護は”必要最低限の金額”が
定められているので、就労によって収入があれば
当然その分だけ生活保護費は減額される。

そこが逆インセンティブといわれる所以だ。

頑張って働けば働くほど生活保護費が
減額されるから働く意欲が減退する。

就労支援による自立支援だけでなく
制度の抜本的改革が求められている。

政府は本腰をいれて取り組んでもらいたい。
少なくとも千葉市においては不正受給の撲滅と
働けるのに働かない若年層への強力な自立支援策を
独自に進めるべきだ。

それにしてもこの長男は大学院まで出て、
一体何を学んできたのか?

日雇いバイトはケースワーカーが見抜けないことを
逆手にとったり、本来は有料であるはずの粗大ゴミの
排出料金について、”生活保護者は無料”であることを
利用して、友人の粗大ゴミを安価で請負い、
その金額を儲けるというのは間違いなく
制度を悪用した詐欺だ。

さらに、大阪の事例では生活保護者が
精神疾患を装い病院で診察を受け、
向精神薬をタダで大量に入手しそれを転売して
小遣い稼ぎをしているという話もある。

生活保護者が医療を受ける場合、
すべて自己負担はゼロだ。
入院しても、薬を処方してもらっても
すべてタダ。

その”タダ”は納税者の税金で賄っているわけだから
すべては納税者が背負っているわけだ。

法規制も必要だが、日本人としての道徳感の欠如、
モラル意識の低下があまりにもひどい。

もう一つの視点。
生活保護受給者も高い納税額の会社も経営者も
選挙権は等しくひとり「1票」だ。

当然、高額納税者より所得の少ない年金生活者や
生活保護者の方が有権者の数も多い。

政治家がどんな社会を目指して、
どんな未来を切り拓くのか。

正々堂々とした「正論」が通り、
高い志を持った政治家が
選挙によって正しく評価される社会にならなければならない。

そして、そんな公平公正な誰もが安心できる社会を
実現するためには、それぞれの人が、
それぞれの分野で頑張らなければならない。

政治家こそ未来に希望を持てる社会を
実現するためにブレ無い信念を持ち続け
行動し続けなければならない。

あきらめたら終わりだ。