千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

よく公務員は身分保障があるからクビにならないと
言われるが、実は地方公務員法には「分限免職」
という制度がある。

これは仕事の能力が低かったり、行動に問題があったり
勤務態度が悪く改善見込みが無い場合などを対象に
行うことのできる免職処分だ。

しかし、千葉市においては過去にこの
「分限免職」が行われたことは無く、
有名無実化していた。

そこで、千葉市での4月から「人事評価が低く改善されない職員」
を対象とした新しい研修プログラムを開始する。

約3カ月の適用期間を設け、降格や分限免職まで
含めた指導方法などを定めた「資質向上サポートプログラム」だ。

仮に公務員としての適格性が問われる職員が存在すれば
「組織」として改善をしなければならないし、
限られた財源で市民福祉の向上を図るためには
職員の資質向上は極めて大切なことだから、
当然と言えば当然だ。

目指すべきは、職員一人一人が仕事に誇りを持ち、
高いモチベーションを持って市民のために働く環境を
整備することだ。

それだけに今回新しく行われる研修制度が「降格」や
「分限免職」までの方針を定めるのであれば、
同時に職員個々人の「内なるやる気」を引き出す視点、
いわばモチベーションを高める視点も忘れてはなるまい。

職員一人一人が輝きだせば、結果として組織としての
生産性は大幅に向上しより良い市政につながる。