千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

僕は民主主義の根幹を支えるためには選挙において
何とかして投票率のアップを図らなければならないと
考えている。

ところが残念ながら千葉市の投票率は
低いままだ。

ちなみに僕が二期目の選挙に立候補した
昨年4月の市議会議員選挙では43.34%だった。

政権交代が起きた
平成21年8月の総選挙は63.50%

熊谷市長が誕生した
平成21年6月の市長選挙は43.50%

低い投票率が続く状況は好ましいことではない。
候補者側に問題があるのか、有権者の無関心こそが
問題なのか・・・。

どちらにしても、投票率アップのために
不断の努力が必要だ。

千葉市でも選挙管理委員会や、市の広報も
それなりに努力をしているのは認めるが、
結果としての投票率が上がっていないのが実情だ。

特に、これだけインターネットが普及しているのに
選挙期間中には「更新」ができない。

さらに選挙管理委員会が発行する「選挙広報」を
市のホームページに掲載することも出来ない。
「投票率アップ」を訴えている割には、
旧態依然とした状況が続いてる。

ちなみに選挙でインターネットを活用するようになるには
公職選挙法の改正が必要だ。

比較的若手議員や新人候補者はインターネットによる広報戦略が
得意な方が多いが、当選回数を重ねた国会議員の中には
公職選挙法の改正に前向きでない議員もいるだろう。

そん中、千葉市の熊谷市長は選挙広報を
市のホームページに掲載することを検討しているようだ。

熊谷市長が「次の総選挙までにはできると思う」と
新聞社の取材に述べたとされる。

僕が以前に選挙広報を市のホームページに掲載することについて
市の選挙管理委員会に問い合わせをした際には、
公職選挙法の解釈をめぐって明確な結論が出ていないために
実施するのは難しいということを聞いていた。

それだけに、実現すればこれは大きな前進だ。

懸念されているのはネットに公開された「選挙広報」が
外部からハッキングなどにより改ざんされるなどの
セキュリティ面での不安が指摘されている。

何とかセキュリティ面での課題を克服し、
どの自治体よりも早く実現して欲しいものだ。

人情に訴えるどぶ板選挙も大切だが、
政策によって候補者が選ばれる選挙も大切だ。

いずれにしても、候補者の想いをしっかりと打ち出し
「政策」や「考え方」に共感していただいた有権者から投票され
当選することが選挙である。

投票率を高めるためにも選挙広報を市のホームページ掲載
することはまだまだ入口に過ぎない。

しかし、実現すれば、その第一歩を他のどの自治体よりも
この千葉市が実現する意義は大きい。