千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

今朝の新聞の朝刊を見て驚いた。

この世に「光」より早いものがあるなんて。

その正体こそ、素粒子の「ニュートリノ」だ。

この実験は、その「ニュートリノ」をスイス・ジュネーブの研究機関にある加速器で打ち出し、約730キロ離れたイタリアのグランサッソー地下研究所まで飛ばし、そのタイムを測った。
そのスピードをどのように測るかというと、原子時計を備えたGPS(全地球測位システム)と光学測量を組み合わせて3年間にわたり15000回ほど観測した。

この実験により、ニュートリノは光に比べ誤差を除いても1億分の6秒早い事がわかった。

でも待てよ。
ニュートリノが光のスピードよる早いとなると物理学の「基準」が根底から大きく変わる事になる。

小さな頃から、世の中で一番早いのは「光」だと思ってきた。

幼い頃に親父から「光はどれくらい速いか知ってるか?」と聞かれた事を今でも良く覚えている。

「光は1秒間の間には地球を7周半もするんだぞ!」と教えてもらい、自分でも口で「イーチ!」と1秒を数え、「なるほど、この瞬間に光は地球を7周半もしてるのか・・・スゲーな。」と一人で感心していた事を今でも鮮明に覚えている。

ちなみに、宇宙での距離を表す単位に「光年」という単位があるが、これは光が1年間に到達する距離だ。
光は電波と同じスピードで到達するのだが、この「光」より速いものが証明されるといろいろな分野に影響があるとされる。

確かに「光」が一番で無いとなると、いろいろなところに辻褄が合わなくなることが出てきそうな予感がする。

物理学の世界にもまだまだ解明されていないことがあるが、これを一つ一つ解明して行く所に進歩がある。