千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

国会では野田総理大臣の所信表明演説が終わり
代表質問が行われている。

ただ、野党が要求している国会延長は実現せず
「予算委員会」は開かれないようだ。

個人的には野党の主張するように会期延長をして、
予算委員会を開催してもらいたい。

本会議場で行われる代表質問は予算委員会とは異なり
何となく迫力に欠け、議論がかみ合わない空気が漂う。

野田総理にとっては、仮に予算委員会が開かれた場合、
自ら任命した閣僚が、野党からの厳しい質問にしっかりと答弁できるのか
という一抹の不安を抱えているのかも知れない。

というのも、一川防衛大臣が就任時に
「僕は素人・・・」発言をされたことが記憶に新しい。

例えばの話になるが、今国会で予算委員会が開かれ、
「日米安全保障体制と普天間基地移設問題」というテーマで
野党自民党の元防衛大臣の石破茂氏が質問に立つとすると、
その答弁者は一川大臣になる。

仮の話で申し訳ないが、果たして一川大臣が石破議員の質問に
的確に答えられるかと言えば、
推測になるが、かなり押し込まれ非常に厳しい局面に立たされるような気がする。
となれば、野田内閣かいきなり防戦一方の展開となり
イニシアチブが取れなくなる可能性が高い。

また、それだからと言って「予算委員会」を開催しないのはおかしい。
野党の厳しい質問に的確な答弁が出来ないことが
今国会で予算委員会が開催されない本当の理由だとすれば
「何で、そんな質問に満足に答弁出来ない人を閣僚にしたのか?」
という疑問符が出てくる。

そうで無いことを願うばかりだ。

ちなみに、野田総理の所信表明演説の原稿作りを手伝ったとされている
近藤洋介衆議院議員は「誤解を恐れずに言えば」という前提はあるが、
「鳩山、菅内閣は花火は打ち上げたが実行しなかった」とはっきりと述べている。

与党の議員としては勇気ある発言だが、国民は確かにそう見ている。
高速道路無料化、子供手当て、普天間基地移設、TPPなどがそうか。

今回、背水の陣で臨んだ野田内閣は、
とにかく前に進むしかない。
とにかく、政治を前に進めよう。
そして「実行に移そう」

僕はそれが言いたい。

逃げも隠れもせず、正攻法で、
正々堂々と正面突破で行こう。