千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

歴史的な円高が続いている。

あらためて1ドルが76円台というのは円高だ。
輸出産業は円高基調が続けば為替による減益要因になる。
経営者とすれば、「何が何でも日本国内に製造拠点を維持するのか否か」を
判断をせざるを得ない状況になっているのかも知れない。

まさに日本が産業の空洞化が加速する気配が感じられる。

僕は以前にスイス製機械式腕時計の輸入元である
ブライトリングジャパンという会社に勤めていた。
円高の場合には輸出よりも輸入の方が「同じものが安く買える」という
メリットがある。

当時は内外価格差をできるだけ小さくしようと、
価格改定を年に一度行い、「機械式腕時計の価値」を
しっかりと伝える仕事をしていた。(懐かしい・・・)

しかし、ブライトリングの場合にはスイスフランなので
対スイスフランだと逆に円安傾向なのだ。
つまり円安ということは、輸入するメリットは働かないことになる。

世界経済は混迷を深めているが、どうやら今、強いのは
「スイスフラン」と「金」らしい。

実態の無き円高水準が続くことは日本にとっても
決して良い状況とは言えない。
それこそ政治主導で官僚の知識を使いこなし、
民間企業の活力が生まれる政策を迅速に進めるべきだ。