千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

突然の島田紳助本人が芸能界を引退するという会見が始まった。
「突然の引退」であればよほどの理由があるはずだ。

なるほど・・・。

会見で紳助本人が「暴力団と関係があった」ことを認め、
その責任を取って引退するという。

確かに、暴力団などの反社会勢力とのつながりは良くない。
さらに、芸能人などの影響力がある立場の方なら大きな問題に発展する。

所属会社の吉本興業のコメントでは
「今回判明した行為自体は法律に触れるものではなく、
また、経済的な利害関係が認められるものでもありません。」とのことだが、
全てのテレビ出演などを含めて「引退」。

自らの社会的影響を考えて道義的責任を取る「潔さ」なのか
はたまた、本当の理由は別にあるのか・・・。

「突然の引退会見」だけに、額面通りに受け取って良いのか
本当のところが気になる。

確かに真相は気になるところではあるが紳助の「潔さ」は際立つ。

しかし、今回の「潔さ」に比べて、政治家が責任を取る際の
「潔悪さ」が気になるのは僕だけか。

一方で、本日のトップ扱いになるはずの大きなニュースは
民主党の前原前外務大臣が代表選挙に出馬する決意をした事だと思ったが、
紳助の引退報道の方が大きな取扱いだった。

もちろん、「島田紳助の芸能界引退ニュース」と
「民主党前原前外務大臣の代表選挙への出馬」を同列に論じることは出来ないが、
前原前外務大臣は政治資金規正法に抵触する「外国人からの献金問題」の
責任を取る形で3月に自ら外務大臣を辞任してから半年も経過していない。

前原前外務大臣のみそぎが済んだのか、済んでいないのかは判断が分かれるところだ。

そのあたりは「説明責任の果たし方」と、その説明を受けての
世論の動向による部分もあると思うが、一番大切なのは、政治の信頼を取り戻すことだ。