千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

内閣不信任案は否決された。
日本が置かれた国難な状況下での物事が何も決まらず、進まなくなる政治的空白は回避された。

政治的空白は回避されたが政治的迷走は止まらず、結果的に国民不在の政治がまだ続いている。

国会議員は物事の大局を見て行動出来ないのか?

今回の内閣不信任決議案の大差での否決は、直前に行われた菅総理と鳩山前総理の2人の会談がキッカケだと報じられている。

2人がどんな話をして、どんな約束を交わしたのかはなかなか正確な内容が伝わってこないが、一連の報道を見ていると、何だかとても潔いとは言えず、何というか「セコい」感じだ。

菅総理は原発事故の対応に一定のメドがついたら首相を辞めると言っているが、「一定」の解釈が定まらないようでは、政治的迷走の終わるシナリオが見えてこない。

福島原発事故の「隠蔽体質」も改善されているようには思えないので、菅総理の目指す「福島原発の冷温停止」の状況へ計画通り進むのかもわからない。

政治家は正々堂々と意見を戦わせ、「筋」を通すべきだ。

そして、自分の発言が間違っていたことに気づいたら、間違いを素直に認めて発言を訂正する勇気を持たなければならない。

仮に政治家のつまらない「メンツ」や「プライド」で、国民不在の政治が続いているとすれば、国民は不幸になる。

この状況を解決するには全国会議員が持てる全ての叡知を結集し、「国難を脱するために」与野党共に協力して、政治を一歩でも二歩でも「前に」進めて欲しい。