今朝8時過ぎに、ドリベジコンセプトで栽培された
小松菜約4㎏が学校給食のために納められた。
このドリベジ小松菜の流れを追うと、
障害者を雇用しているドリベジ契約農場において
完全無農薬による水耕栽培により栽培され、
納品日に合わせ学校側の納品形態に合わせて農場を出荷
「街の駅オークヒル」を通じて柏台小学校の栄養士の先生に納品
下処理、調理され、本日の柏台小学校の給食に出されるという流れだ。
今はまだ本当に小さな「サイクル」だが
食べることによる感謝の循環が始まった。
①ドリベジを食べる
(安全・安心・おいしい・・・ストーリーがある野菜)
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②「食べる」ことの大切さを学ぶ
(誰がどのような想いで作った野菜なのかが伝われば共感が広がる)
(持続可能は地域社会のありかたを考えるキッカケになる)
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③ドリベジを作る人たちの「出番」が出来る
(障害者や刑務所出所者など就労困難者の雇用創出につながれば理想的)
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③遊休農地や耕作放棄地が減少する
(特に都心部に多い遊休農地解消と食料自給率向上にもつながる)
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④「ドリベジ」コンセプトで栽培された野菜が増えてくる
(水耕栽培だけでなく、大地で作られる野菜も視野に)
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⑤食べるだけで社会貢献となる野菜に共感し採用するレストランが増える
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⑥食事をする度に「ありがとう」と感謝できる人が増えてくる
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⑦食べる社会貢献「ドリベジプロジェクト」への理解が広がる
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⑧→①へ戻る
以上が簡単な「サイクル」だが、持続可能にするためには
「社会事業」として成り立たせなければならない。
これは、本当に大きな壁だ。
ただ、不可能なことではない。
物事も簡単には進まないが、あきらめてしまえばそこで終わる。
僕は自分の出来るところから一歩ずつ進めて行きます。
千葉から日本を元気にするためには、この「ドリベジ」の
千葉モデルを確立して他の都市に広げて行くことも視野に入れている。
昨年の議会では「新しい農業」という観点から
提唱している「食べる社会貢献ドリベジプロジェクト」に関しての質問もさせていただいた。
そして、僕の質問が直接的に行政を動かしたわけではないが
今年の4月から生活保護受給者の自立支援の一環で
「耕作放棄地における自立支援プログラム」が開始される。
働ける年齢で、働く意思はあるが、働く場所の無いために生活保護を受けざるを得ない方々の
「出番」を地域の中で作り、自立へ結びつける支援を行うプログラムだ。
働くことの大切さを使われていない大地を耕すことから始めるのだが、
耕作放棄地からはすぐに作物は作れない。
時間はかかるかも知れないが、徐々に理想の形に近づき
誰もが唸るほどの新鮮でおいしい野菜が収穫されれば
きっと社会は変わり始める。
彼らが一生懸命手間暇かけて作った野菜は、間違いなく「価値」がある。
「仕組み」を作り、その価値を社会に対して発信し続けることを続けて行きたい。
千葉から日本を元気にする
山本直史