【選挙にかかる費用】


僕は無職ではあるが約700万円を借金で調達した。


借りたお金の中から、


一番はじめに半年分の生活費を妻に手渡すことで、

妻にはとにかく「安心」してもらった。


そして家賃といえば、


中央区の戸建て住宅のローン支払い(12月のボーナス払いも)が続き、


新たに引っ越した稲毛ファミールハイツへの引越し費用に加え、


敷金・礼金・家賃を支払いが発生し


さらに選挙事務所の家賃が発生するのだ。


これは本当に厳しい。


無職で収入がゼロなのですべて借金を行い、


半年分の生活費を妻に先に渡し・三か所の家賃支払い


引越し・選挙ポスター・のぼり旗・リーフレット


ホームページの作成・選挙カー準備などを行った。


もし落選していたら・・・。


考えただけでゾッとする。




【毎、朝夢庵の前に立ち続けた】


主な活動は宮長橋という「夢庵」というレストランがある交差点に


毎朝のぼり旗を持って立ち続けた。


途中から警告が入り


「自分の名前の書いてある旗」を持つことが出来なくなったので


「すぐに動く、すぐに働く」という旗を持って継続して立ち続けた。


そしてこれを11月1日から4月30日まで、土日を除く毎朝継続した。


期間中、暴風雨の日もあったが、旗を短く持ち、雨合羽を着て継続した。


すべては「顔と名前」を覚えてもらうためだ。


そして日中は名刺と後援会リーフレットを持って


後援会へ入会してもらうための活動を行い、


夕方からは稲毛駅駅頭に立ちマイクを握った。


最初は反対していた妻であったが、彼女も最大限の協力をしてくれた。


しかし、さすがの選挙戦本番中は


2歳の息子の面倒を見ることは出来なかったので、


息子を私の実家である逗子に預けることにした。


後日談だが、息子は我々と離れ離れになった2週間近くの間、


一度も泣かなかったそうだ。


そして選挙が終わり久々の対面をした時には、


お互いに嬉しくて、僕は何か本当に申し訳ない気持ちになって、


感極まって、私も息子も大泣きしてしまった。




【初当選】


選挙戦は前沢勝之議員やその後援会の方々や東京ガスの労働組合にも


大変にお世話になった。


更に伊藤晶議員の協力を得て、加えて多くの仲間やボランティアにも


応援をいただき初挑戦で初当選することができた。


選挙という非日常が終わった瞬間だ。


これから4年間は「本気で市民のために全力を尽くすぞ!」と


決意を新たにした。



続く・・・。