【小泉郵政解散】


いよいよ来るべき決選の時が来た。


初当選からわずか1年9か月後の2005年8月。


国民に絶大な人気があった小泉総理による


「郵政解散」の大波に襲われる。


「自民党をぶっ壊す」と国民からの人気が絶頂だったころ


「郵政の民営化に賛成か反対かを問う選挙」が郵政解散選挙だ。


小泉総理は自民党の抵抗勢力にも容赦はしない。


全国に刺客候補を擁立し、


一世を風靡した「小泉チルドレン」が誕生した選挙だ。


「郵政民営化に賛成か反対か」を問う選挙だったにも関わらず、


当時の民主党の岡田代表は「日本をあきらめない」と、


争点は郵政民営化だけではないという立場で戦ったが、


民主党の結果は惨憺たるものであった。


幸いなことに、私が秘書をしていた議員は小選挙区で落選したものの


比例復活でギリギリの復活当選となり、


私も路頭に迷う事は回避された。


小泉郵政解散は民主党にとって暴風雨だった。




【インターネットで探した家を購入】


振り返ってみると、


僕は自分自身が国会議員になりたくて秘書をしてきた訳ではない。


そして昔から政治に関心があったわけでもない。


ただ、“熱く燃える”ものを探していたら、


偶然青梅での活動に出会ったことがキッカケとなり


千葉に引っ越し、国会議員の秘書になった。


いつも「人生は一度きりだ。後で後悔しない人生を歩もう」と


自分自身に言い聞かせ、


一期一会の出会いから乗りかかった船に乗ってきただけだ。


そして今後しばらくは千葉に住もうと決め、


賃貸住宅から中古で戸建ての家を購入したのもこの頃だ。


ちょうど2006年8月に息子が生まれ、


もう少し広い家に引っ越したいなと考え、インターネットで探していると、


中古物件でなかなか良い物件が見つかったため、


試しに銀行へ相談に行くと「ローンがおりる」とのことだったので、


思い切って購入を決めてしまったのだ。




しかし、後から考えれば、


朝から晩まで外に出ずっぱりの僕よりも、


普段から家にいることの多い


妻の意見を最大限にくみ取るべきだったが、


これまた僕のわがままで「エイッ」と勝手に決めてしまった。




続く・・・。