「二番でいい」という国に誇りが持てますか?


電車に乗っていたら、




僕の向かい側に立っている人の日経新聞の広告に



このキャッチコピーが目に飛び込んできた。


しかし、新聞を二つ折りにして読んでいたので、僕には全貌が見えない・・・。

目を凝らして見ると、「宝島社」という出版社の広告が出ていた。




この「二番でいい」という国に誇りが持てますか?

というキャッチコピー。


な、何だ?


何の宣伝なのか?


何かの「意見広告」なのか?


日本語だから、日本を指しているのだろう。


でも、何か気になる・・・。


僕は思わず電車をおりて日経新聞を買ってしまった。


新聞をめくると、その広告が出てきた。


それは宝島社が出版した「書籍」の宣伝でした。


その本の名前は




  はやぶさ、

       そうまでして君は

生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話


宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授

川口淳一郎





冒頭の「二番でいい」は恐らく民主党の蓮舫議員(現大臣)が


事業仕分けの際に話した言葉であろう。


「はやぶさ」は打ち上げから7年、60億キロの”満身創痍の旅”を終えて


小惑星「イトカワ」の砂が入ったカプセルを切り離し


大気圏に突入し夜空のかなたに燃え尽きた。




「はやぶさ」には生物という意味での生命は宿っていないが、


それ以上に魂が揺さぶられた。



「はやぶさ」には感動し、日本人って凄い!と思った。


これが「誇り」なのだ。




そして「二番でいい・・・」に対しての僕の意見。


目標を高く掲げ、あきらめずに目指すことが非常に重要です。


先人たちは、誰もが無理だ、出来っこない・・・・そんな声を「勇気」にしながら


「無理」「出来っこない」を超えてきました。


その結果が現代の社会です。




例えばライト兄弟が飛行機を作ったのも一緒です。


動機は「人間も鳥のように飛べたらいいな・・・」から始まります。


最初からあきらめていたり、出来っこないと思っていたら、それより先には行きません。


ですから、掲げる目標という意味においては「二番ではダメ」なんです。




ちなみに「事業仕分け」の価値は大きいと思います。


しかし、そのなかでも「宇宙開発」や、「先進医療」などの先端技術や


芸術・文化といった分野の予算は単に費用対効果とか、効率とかでは


測れない分野なので、それこそ”ザックリ”と予算を切るのは慎重に判断すべきと考えます。


日本国の将来を見据えて、大局的な判断が必要です。




日本人が自分の国、日本に誇りが持てなくなったら、


誇りを持てない大人が、たくさん増えてきたら、


日本に生まれてきた子どもたちは、どこを目指せばいいのか・・・。


大人しか見本になれない。


大人の”生き様”を背中で教えられる世の中にしなくてはならない。





そして、「限界」は自分が作る。


自分が出来ないと思ったら、それ以上には行けない。


僕はとにかく、「千葉から元気にする」という想いで日々行動している。


当然、僕一人では何にもできない。


しかし、皆誰もがが考えている、誰もが”理想”だと思う街、


「すっごい魅力があって、楽しくて、住んでて良かったと実感できる千葉」を


皆それぞれが、自分の出来る事で協力しあえば、


その街は必ず元気になると確信している。





自分の住む街が、そこに住んでいる人たちの力で


住んでて良かったと実感できる街に近づく。


その結果「誇り」だって出てきます。


だから、一人一人が、できることから始めましょう。




僕をのやる気に火をつけ、”燃える”スイッチを入れてくれた


「はやぶさ」(・・・の日経新聞の広告)


ありがとう。