令和考112
「あなたにとって呑み込めないものとは何？」
病気の症状（痛みやその部位など）は、
あなたの意識からの大切なメッセージである。
症状がつらい時には薬に頼るのもよいが、
本来は、なぜその症状が起きているのか、
症状は、あなたに何を伝えようとしているのか、
あなたの意識に問いかけてみる必要がある。
今回は、喉の症状について
症状があらわすメッセージを紹介していきたい。
扁桃腺炎の原因は、
ウイルスと細菌による感染が
いちばん多いといわれている。
そのほかには、暴飲暴食、疲労、
あるいは塵やホコリの吸引による
刺激などによって引き起される
と考えられている。
扁桃腺炎の症状としては、
39度以上の高熱が出て、
喉の痛み、
全身の倦怠感、
関節の痛みなどを伴い、
モノを飲み込むのもつらく、
耳の奥まで痛みを感じることがある。
ここで、意識からのメッセージをひとつ。
扁桃線炎になると、
痛くてモノを飲み込むことが困難になる。
それは、自分の置かれた環境を
これ以上受け入れたくない
ということを現わしている。
咽喉は、生命維持に必要な
空気や食物を取り入れる通路である。
それと共に、
声帯を通して
自分の思考を相手に伝える器官でもある。
その箇所に
トラブルがあるということは、
自分自身にとって
飲み込めないもの、
受け入れたくないものが
存在するということを現わしている。
飲み込みたくないものには、
トラブルによる怒りや心の傷もあるだろう。
そして、自分の立場上、
受け入れ難いものを受け入れざるを得ない、
そのことへの苦しみや恐怖を
抱いていることも現わしている。
さて、あなたにとって、
飲み込めない出来事とは一体、何だろうか？