令和考106
「自己中は頭痛を誘発させる！」
病気の症状（痛みやその部位など）は、
あなたの意識からの
大切なメッセージである。
症状がつらい時には薬に頼るのもよいが、
本来は、なぜその症状が起きているのか、
症状は、
あなたに何を伝えようとしているのか、
あなたの意識に問いかけてみる必要がある。
ここからは、よくある「症状」をとりあげて、
その症状があらわすメッセージを
紹介していきたい。
まずは、
一般的な「頭痛」についてのアプローチから。
医学的に説明すると、
頭、首、肩にかけて血流が途絶え、
筋肉の緊張状態が続くと
頭痛が起こる。
緊張した状態から開放され、
リラックスすると、体温が上昇し、
血流がどっと流れ込んで、
拍動性の痛みが発生する
というメカニズムをとる。
頭痛を治すには、
緊張が起こり、
血流が滞ってしまった原因を
探ることが必要である。
それには、
日頃のものの考え方や習慣など、
あなたの意識の見直しも
必要になってくる。
頭痛を引き起こす原因は
ひとつではない。
耳、鼻、目、歯などが原因で起こる場合、
風邪や高血圧などからくる場合、
睡眠不足や二日酔いからくる場合、
目の使いすぎや肩こりからくる場合、
女性に多い便秘や生理痛、
更年期障害などからくる場合、
極度の緊張やストレスなどからくる場合など、
さまざまな原因が考えられる。
～頭痛の症状が伝えるメッセージ～
あなたは、
自己中心的なものの見方や
考え方をしていないだろうか。
自己中心的な考え方は、
自分だけの正当性を主張しがちになる。
相手があなたの意に添わなければ、
あなたの意識に不満が溜まることになる。
この不満がストレスとなって、
あなたの体の血流を阻害し、
頭痛を引き起こすのだ。
勿論、いろいろな原因が
複合的に絡み合って、
その人の頭痛の原因を
作っていることもあり得る。
「頭痛持ち」という言葉があるように
頭痛の症状が当たり前になるほど
常に抱えている人も多い。
そんな方は特に、前述のアドバイスをもとに
日頃の自身の意識について
考えてみるとよい。
頭痛の原因を取り除く一助となるだろう。