「意識力からの遺言」も
今日でちょうど100話になりました。
切りの良い数字でひと一区切りです。
長らくご愛読いただきありがとうございました。
「意識と体の関係性」は、
突き詰めていくと
深いものがあります。
算数の答えのように
１＋１＝２という訳には参りません。
時には、１＋１＝３にも、５にも、
10にもなるのであり、
また逆のマイナスもあります。
それはひとえにあなたの意識の質や
方向性にかかっています。
意識をコントロールすることは、
病気回復や予防だけに特化したものではなく、
人生の行筋にも応用ができます。
マイナス意識が膨らまないように、
日ごろのあなたの意識の質が
より良い人生に向かうことを祈念します。
意識力からの遺言 100
「あなたが選ぶ道は無数にある！」
地球という大自然の中では、
人間を初めとして動物、植物、鉱物、
生きとし生けるものすべてが
関連して生かされている。
私たち人間に意識があるのと同様に、
地球という生命体にも意識がある。
地球自身が人間たちの身勝手な
利便性追求の欲望ために、
地球自身の体を壊される危険性を感じたら、
どのような手段を講じるのだろう。
異常気象や天変地異などを起こして、
人間たちの傲慢さや思い上がりに
気づかせようとするだろう。
しかし人間たちは、
そのことに気づいていない。
かつて栄耀栄華を誇った文明も
永久に続くことなく、
天変地異や異常気象などで
終焉を迎えている。
その事実は歴史が証明しているのだが、
驕り高ぶっている現代人は、
歴史の持つ重要な意味を読み取ろうとはしない。
自由に楽しく生きていければよいと
感じて行動している若者も、
やがては老人になるのだ。
老いて始まる自由にならない体と
向き合うことになるのだ。
健康な老人でいるためには、
若い時どのような目的を持って
生きてきたかが問われる。
自分の欲望のままに生きた人間は、
後半の人生は、
様々な試練が待ち受けるだろう。
病気もそのひとつである。
そうならないためにも、
心身のバランスをとって生きることは
何よりも優先しなければならない。
科学は括目するべきものだが、
それが、全てではない。
病気と意識の関係性は、
折に触れて何度も述べているが、
科学万能主義の人間には
理解できないであろう。
科学の恩恵を受けている医学が
万能であるならば、
薬剤や医療機器の発達により、
病気や病人が減少してもよいはずである。
しかし、現実はそうはなっていない。
私は、「科学的処置や医学的処理のほかに
何かやるべきことがある」
という観点に立ち、
とくに人間の日頃の意識の持ち方について
研究してきた。
そして10万人以上の患者さんを診てきて、
ひとつの結論に至った。
それが、「意識（精神・心・思考）と
体はつながっている」という事実である。
意識なくば肉体は存在しない。
天が人間に示す道は無数に存在する。
私の考え方も無数の道のひとつにしか過ぎない。
けれども、私が歩んできた
「意識と病気の関係」の道については、
結果的に大いに満足するものを得た。
しかし、私の研究の道は絶対ではない。
ブログの読者各人が、自分に合った道を
切り開いていくことを切に望みたい。