意識力からの遺言3
「平均寿命ではなく健康寿命の長さのほうが大事!」
日本人の平均寿命が
男女共延びて長寿大国となって久しい。
このままで行くといずれは90歳に到達するのも
時間の問題だと思われていた。
しかし、日本は寝たきり老人を
含めた長寿大国である。
ヨーロッパの福祉大国である
デンマークやスウェーデンには、
寝たきり老人はいないと
どの福祉関係の本にも書かれている。
イギリス、アメリカ、オーストラリア
などでも同様の答えが返ってくる。
日本の老人病院には、「ひと言も話せない」という、
胃から栄養剤を直接入れる「胃ろう」が作られ、
寝たきりの老人がたくさんいる。
つまり平均寿命の数値に
騙されるなということである。
大事なのは、
日常的に介護を必要としないで
自立した生活が営める時間を過ごす
「健康寿命」がどれだけ長いかである。