健康で一生を終わりたいという願いは、
すべての人が抱く永遠の願いです。
そして、その願いは、年をとるにつれて、
ますます強くなっていきます。
年をとると、重力に沿って、
体の筋力は衰えていきますが、
食事や睡眠に気をつけて、
適度な運動を行なっていれば、
年齢相応に見合った、
筋肉が体につくようになり、
体の骨組みをしっかりと支えてくれます。
しかし、忙しさや無精をよいことに
そのまま何もしなければ、
筋肉はどんどん衰えていき、
足腰の負担が増し、やがて腰痛や膝痛に、
悩まされることになります。
私たちは、体調不良や病気に関しては、
肉体に現れた症状だけに注目しがちですが、
症状を肉体に現象化させた、
意識(精神、心、思考)の働きには、
あまり関心が向かないようです。
生活習慣病を例に上げてみても、
そういう生活習慣を許してきたのは、
あなたの意識、意志で選び取ってきた結果であり、
外部環境や人間関係などのせいではありません。
対症療法で症状を抑えようとしても、
なかなか回復が思わしくないときは、
意識の本質や働きを無視している
結果なのだということを
理解することがとても大事なのです。