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▶︎つづきです
油といえば私は、
食用の油もしくは、仕事で使っていた
マッサージ用のオイルを思い浮かべます
香料に適した油というのがあるそうで
一般的には、新鮮なオリーブオイルと
アーモンド油と言われます🙂
香料に最も適した油というのは,
今では目にすることのない
バラノス油(バラニテス,バルサムとも)
という油だそうです。
バラノスの木は香りが強く、
最も粘性が低い特徴がある木で
当時スーダンやエチオピアには
広く自生していて、
エジプトでは珍しく
高値で取り引きされたとのこと。
…バラノスの木について
少し調べてみたのですが、
バラノスでは出てこず、
バラニテスでいくつか出てきました!
エジプト新王国、第20王朝の
ラムセス三世(=ファラオ2世)は、王家専用の油畑を持ち
オリーブを栽培していました。
しかし、エジプトのオリーブは品質が悪く
実を食べるのが主用途だったそうです。
エジプト王国は、
アジアの従属国に命じて
オリーブと胡麻の油を貢ぎ物として
提供させましたが、
それでも足りず、
お金を払い、輸入もしました。
オリーブ油に関して、
ギリシャやレバノン、シリアの人々ほどの
愛着をエジプト人は
持たなかったともいわれています。
香料用の油としては、
他にワサビノキ油(モリンガオイル)、
ヒマシ油、アマニ油、サンフラワー油(ひまわり油)、などが使われていたそうです。近年発掘された資料の記述による
油は品質によって等級が分かれ、
特級の柚には、
甘い油、白い油、緑の柚、
赤い油、樹脂の甘い油などがありました。
主な搾油の場所は、
エジプト国内とシリアだったそうです🙂