こんにちは。
「ITコンシェルジュ」こと、
UTソリューションズ 吉川です。

 

DX関連用語を解説します。

今回もIPA 「DX QARE」ページからのご紹介です。

前回は7月8日に15個、ご紹介しました。

 

後半の今日は(16)~(32)まで。

 

それと後半には、DX推進が叫ばれている今、DX人材ってどんな人材か、DX人材になるために意識することについて解説します。

 

赤文字は特に重要な用語です。

(16)バリューアップ

価値向上。ビジネスにおいては、製品やサービスの価値を向上させること。

 

(17)ブレークスルー

進歩、前進。ビジネスにおいては、画期的なできごとを指す。

 

(18)マイクロサービス

小さな独立した複数のサービスでシステムを構成すること。

他のシステムの機能に影響を与えにくいため、拡張性や耐障害性などに利点をもつ。

 

(19)マインドセット

思考パターン。経験から構成される考え方の傾向性。

 

(20)ラン・ザ・ビジネス

既存ビジネスの維持や運営のこと。

 

(21)リーンスタートアップ

無駄を排除(リーン)した最小限の製品やサービスで起業する方法。

 

(22)レガシー

遺産。DX推進やITシステムの文脈では、「負の遺産」の意味で使われることがある。

 

(23)レジリエンス

回復力。困難な状態から回復する強靭な力の意味で使われることが多い。

 

(24)ローコード開発

最小限のプログラムコードを書くことでソフトウェア開発をすること。

既存のコード部品の組み合わせと作成した最小限のコードで開発する。

<関連語>ノーコード開発

※弊社が採用している「FileMaker」もローコード開発ツールです。

 

 

 

(25)AI

エーアイ Artificial Intelligence

人工知能のこと。

 

(26)DevOps

デブオプス

開発担当(Development)と運用担当(Operations)が連携・協力し、開発するソフトウェアの開発手法のこと。迅速・確実にユーザーにビジネスの価値を届けることを目的とする。

 

(27)IoT

アイオーティー Internet of Things

モノのインターネット。

様々な機器やデバイス、センサーなどのあらゆるものがインターネットに接続され、通信可能であること。

 

(28)PoC

ピーオーシー Proof of Concept

概念実証。

新しいプロジェクトが本当に実現可能かどうか、効果や効用、技術的な観点から検証する行程を指す。

 

(29)SDGs(持続可能な開発目標)

エスディージーズ Sustainable Development Goals

持続可能な開発目標。

国連が定めた 2030 年まで持続可能な世界を目指すための目標。

 

(30)SOA

エスオーエー Service-Oriented Architecture

サービス指向アーキテクチャ。

システムなどの設計様式の一つで、システム全体をエンドユーザ側から見たソフトウェアの機能単位である「サービス」(service)の組み合わせによって構築すること。

 

サービスを提供するソフトウェアの独立性が高く、お互いの依存関係が低くなるといった利点がある。

 

(31)Society5.0

ソサエティ5.0

コンピュータ上の仮想空間(サイバー空間)と実世界(フィジカル空間)を融合させた社会で、経済発展と社会的な課題解決を行える人間中心の社会。

Society 1.0 の狩猟社会、2.0 の農耕社会、3.0 の工業社会、4.0 の情報社会に続く社会。

 

(32)VUCA

ブーカ

Volatility 変動性、Uncertainty 不確実性、Complexity 複雑性、Ambiguity 曖昧性の頭文字を合わせたもの。

未来の予測が困難な状況。

 

 

 

 

弊社は、システム開発事業を行っています。つまりIT業界の一人です。

RDBM(リレーショナル・データー・ベース・マネジメント)分野の業務システムを開発しているわけですが、あまりにもIT関連のサービスや用語が多いと感じています。

 

医療の世界と似ています。

医師免許は同じでも、分野ごとが相当幅広くあり、かつ各分野での専門知識も相当奥が深いです。

町医者が脳血栓の手術をしろと言われても無理な話です。かといって医科大学の教授が地元の人々の体の状態を把握していて、何かあった場合に的確に診断することも不可能です。

 

ITの世界も似たところが多分にあります。

相当、分野が多くてかつ細分化されています。IT業界の人間が全てのITに関する知識や経験があるわけではないし、不可能です。

 

餅は餅屋という言葉がありますが、まさにそのようなことです。


今、DXを推進して企業変革を行おうとの社会風潮になっています。


IT業界に携わる人間として、別々のIT分野同士の技術やノウハウ融合させ、新たなサービスや価値を創造してくことが重要です。

・・・いわゆるオープンマネジメントです。

 

またIT業界といえども、経営スキルも必要だと強く感じています。


ITの世界がわかっている人間が、経営分析ができる。企業変革のサポートができる。


今そうした「超ハイレベルな人材」が求められているのです。

 

しかしなかなかそうした「超ハイレベルな人材」はそうそういません。


それゆえに、日本ではDX推進が遅々として進まないと思うのです。

 

私自身、まだまだ力不足ではありますが、そのような人材になろうと常に意識しています。

 

 

 

今日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。