こんにちは。
「ITコンシェルジュ」こと、
UTソリューションズ 吉川です。

 

DXを実現するためのITシステムには欠かせない

「API」の言葉の意味や使い方、メリットにつ

いて、2022年6月11日に「API」の基本を解説しました。

https://ameblo.jp/yamameyo/entry-12747552407.html

 

◆そもそもAPIとは?

APIとは、

「アプリケーション・プログラミング・

インタフェース」

 

アプリケーションやWebサービスの一部を公開する手段を示す言葉です。

 

「インタフェース」は「接点」のことなので、

APIは「アプリケーション同士の接点」 

とも言いかえられます。

 

◆DX実現のためのAPI活用 注意点を棚づくりに例えてみよう

 

ITシステムの構築を検討しようとするとき、さまざまな「API」の活用が視野に入ってくるでしょう。

 

APIは便利な反面、検討の段階から考慮しておくべきことがいくつかあります。

 

 

APIはあらかじめ配慮すべき点に留意をしながら活用すれば、大きな効果が期待できます。

しかし、安易に用いればリスクにもなりかねません。

 

APIを活用するときの注意点やポイントを5つ

1)API活用は計画が大切

2)API活用は先々まで見据えよう

3)すでにあるAPIサービスも活用しよう

4)APIサービスは比較検討しよう

5)複数のAPIを使うなら「APIゲートウェイ」

 

◆自分たちで棚をつくろう・・・登場人物:カマダコーポレーションの千葉君と石川君

 

千葉君は、ネットワークの整備からオフィス什器の設置まで忙しくしています。

 

ところが、抜かりはないと思っていたのに、書類棚を予算に組み入れるのを忘れていたのです。

 

千葉君は、過去にAPIを活用してシステムを構築したことがあるようです。

 

そこで、今回の棚もお金をかけずに自分たちでできないか考えたのです。

さっそく棚の奥行や幅、高さなどの計画を始めました。

 

◆API活用は計画が大切

 

さっそくホームセンターに出かけようとする千葉君を、石川君が止めました。

 

◆API活用において、設計はとても重要です。

作った棚は、あとから作り替えることができません。

 

APIも同じで、一度定義し利用や公開を

開始してしまうと簡単に改変することが

難しくなります。

 

◆API活用は先々まで見据えよう

 

●API活用においては、「先々まで見据えた」設計がとても重要です。

将来、棚を使うメンバーが増えることや、載せるものが変わることも想定しておくと、新たに一から棚を作らなくていいかもしれません。

 

定義の明確化と同時に、

将来にわたっての拡張性も意識

しておきましょう。

 

◆すでにあるAPIサービスも活用しよう

木材のカットや加工など外部のサービスを

使えば、要件や要求に見合った棚を安価に

簡単に組み立てられるかもしれません。

 

市販のパッケージでは、自社の要件に見合ったパッケージを見つけることは困難です。

 

ところが様々な外部のAPIや

自ら用意したAPIなどを活用することで

スマートな構築をすることができるのです。

 

 

◆APIサービスは比較検討しよう

複数のサービスがあるなら、どれが最も要件・要求を満たせるかなど、比較検討するといいでしょう。

 

◆複数のAPIを使うなら「APIゲートウェイ」

 

◆API活用はしっかり計画を立てて進めよう

棚づくりで学ぶAPI活用の注意点、いかがでしたか。

 

棚づくりと同じで、APIも作る前や

使う前から注意点を

考慮しておくことで、のちのちの手戻り

を最小限にでき、

活用の幅も広がります。

 

APIを活用するときには将来を

見据えた計画を立て、

すでにある外部サービスも上手く探して

活用していきましょう。

 

IPAサイトより引用

 

APIの活用についてもっとくわしく知りたい方は、IPAの公開している「DX実践手引書 ITシステム構築編」をご覧ください。

https://www.ipa.go.jp/files/000094497.pdf

 

弊社は、システム開発事業を行っています。

 

食品メーカーの受注管理システム、建設会社の原価管理システム、などの業務管理システム開発が得意です。

 

開発ソフトはFileMakerを採用することで、高品質・迅速納期・良心的価格を実現できました。

https://www.ut-s.net/filemaker

 

しかしながら、社会のニーズは多様化し、かつ変化が激しくなってきています。

さらに想定したニーズ以外のことも要求されることがよくあります。

 

こうしたことを背景に全て自社内でニーズにこたえようとしてもほとんど不可能に近いのです。

ようやく完成しても、その時には社会のニーズは別の方を向いている。なんてこともあり得ます。

 

その時、重要なのがAPIなのです。

既にあるAPIの利用で対応可能であればそれに越したことではありません。

 

「先々まで見据えた設計」と言ってもこれはとても難しいことです。

 

そこで、重要なことが2つ

1)アンテナを張り巡らせる・・・好奇心を奮い立たせ、いろいろなところに首を突っ込む。

 

2)多くの人と会話する・・・コミュニケーションをいかに多くしていくか。ここはまだまだコロナ禍でありますから、難しい面もありますが。

 

 

今日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。