こんにちは。
「ITコンシェルジュ」こと、
UTソリューションズ 吉川です。

 

 

ITシステムの説明やDXの事例によく出てくる「API」という言葉。みなさんはAPIって説明できるでしょうか?

 

DXを実現するためのITシステムには欠かせない

「API」の言葉の意味や使い方、メリットについて、具体例も交えてわかりやすく解説します。

 

◆APIとは?

 

「API」とは、

「アプリケーション・プログラミング・インタフェース」

(Application Programming Interface)」の略です。

 

アプリケーション、つまりソフトウェアや

プログラムやWebサービスの一部を公開

する手段を示す言葉です。



「インタフェース」は「接点」のことなので、

「API」

「アプリケーション同士の接点」

とも言いかえられます。

 

みなさんの周りにも「API」が使われている例はたくさんあります。

 

たとえば、家計簿アプリと銀行口座を連携している人もいるでしょう。


わざわざインターネットバンキングにログインしなくても、家計簿アプリから銀行口座の残高が見られます。


ここでは、家計簿アプリとインターネットバンキングを接続するところで「API」が活用されています。

 

・たとえば、スマートスピーカーから家電を操作したり、

・飲食店検索サイトから地図アプリを開いたり、

・生活の中で利用するさまざまなソフトやサービスが「API」で連携されています。


※スマートスピーカー?:Alexa(アレクサ:amazon)、HomePod mini(Apple)など

 

Webサイトの住所入力フォームで、郵便番号を入力すると住所が途中まで自動入力されるのも、「API」の恩恵です。

 

ビジネスにおいては、

会計システムのデータを請求書発行の

クラウドサービスへ「API」で連携し、

請求書を送るといったことも身近に

なってきています。

 

◆APIという言葉はどんなときに使う?

「API」という言葉の使い方に、

はじめは少し戸惑うかもしれません。


ITシステムを利用する立場では、

「APIを活用する」とか「APIを使って

システム連携する」のように使うことが

多いです。

 

ITシステムを検討するときには、

ITシステムやサービスの提供事業者に


・「API連携できますか?」

・「どんな「API」がありますか? 

・この「API」で当社が使っている


○○システムとデータ連携できますか?」

というような聞き方ができるでしょう。

 

 

◆APIのメリット

 

「API」を活用すれば、組織や企業内の様々なシステムとシステムを柔軟に連携できるようになります。


また、「API」をサービスとして外部に公開することで、組織や企業を超えた連携も期待できます。

 

ここでは、「API」を活用することのメリットを4つ紹介します。


1)利便性

「API」を利用して設計・構築されたシステムやサービスは、自社のビジネスだけでなく、


自社の提供するサービスの利用者の利便性も格段に向上させます。

 

たとえば、自社が提供・利用するサービスに、

他社から公開されているユーザー認証サービス

を採用することで、ユーザーの認証機能を

自社で開発・管理する必要がなくなります。


それだけでなく、ユーザーは新しいIDを

作る必要がなく、すでに持っているIDを

利用することができます。

 

自社にとってもユーザーにとっても、

利便性が上がるのです。

 

2)効率性

「API」

をうまく利用できれば、

開発や運用面で効率性が向上します。


複数の組織や企業のシステムで同一機能の

多重開発が避けられます。

 

サービスについても同じで、自社の独自性

のある部分に重点を置いた開発が可能となり、

自らの強みの部分に投資を集中させること

ができます。

 

3)データ活用

自社のもっているデータを使うだけでは、

データの価値を有効に利用しきれている

とはいえません。


データの保全・保護・倫理上の配慮などが

前提ですが、

データを正しく処理・加工しながら利用

したり、利用させたりすることは社会の

発展に役立ちます。

 

「API」を介することで、自社のもつデータ

を他社に利用させたり、他社のもつデータを

利用させてもらったりといった、相互活用が

可能になります。


これにより、いままでなかった新たな

サービスを提供できるかもしれません。

 

現在では、このように「API」を通して、

それを利用する第三者を含めて相互に

発展していく経済圏を「APIエコノミー」

と表現するようにもなってきています。

 

4)セキュリティ

「API」の利便性とセキュリティは表裏一体

ではあります。


しかし、正しく企画・設計・構築することで、

「API」によりそれぞれ独立した機能として

構成されたシステムは、より強固な

セキュリティを実現することもできます。

 

情報処理推進機構(IPA) DX SQUARE  APIとは? より出典

https://dx.ipa.go.jp/api

 

2回目は、APIを使うときの注意点、

DX実現のためのAPI活用を解説します。

3回目は、APIを活用してDX実現のスピード

を上げよう。


・・・ITツールの導入を検討する際、

必ず「API」の活用が視野に入ってきます。

 

 

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開発ソフトはローコード開発ツールの

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それにより、

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今日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。