先週は、カナダコンビニ大手企業によるセブン&アイ・ホールディングス買収計画が5兆円規模の案件だった事から思惑が交錯して円買いが進み、為替はダウントレンド、株式市場は方向感の無い動きが続いていた。

 

この買収計画について、米当局が異議申し立ての可能性との報道で、円買いが治まるかと思われたところに、過去の米雇用統計が大幅に下方修正される見通しとの報道を受けて米景気後退懸念が再燃。

 

パウエルFRB議長が9月の利下げを示唆し、週末はドル円・豪ドル揃って反落して終わったものの、大幅利下げの可能性も除外しない議長のタカ派発言から9月の米利下げが確実視され、日米の金利差縮小観測が高まり、暫くドル売りが続くかも。

 

米大統領選では民主党のハリス副大統領候補の支持率上昇が目立ち、挽回を狙うトランプ氏の言動にも注意が必要。

 

今週は、米耐久財受注、独GDP、米住宅価格指数、豪消費者物価指数、米GDP、豪小売売上高、加GDP、米個人消費支出などの他、増加に転じた米新規失業保険申請件数に注目が集まるところ。

 

今日は、21時半の米耐久財受注が意識され小動きが続き、発表を受けてドル主体に一荒れすると見て、今日の予想は、ドル円143.50~145.00 豪ドル97.40~98.40くらいかな。クローバー