先週は、先々週に較べて、米経済指標に予想を上まわるものが多く、過度な米景気減速懸念が後退した事を受けて、株と為替揃って、落ち着きどころを探すような雰囲気になってきた。

 

休み明けの日経平均は怒涛の5日続伸、NYダウは4日続伸と、日米株式市場の好調振りが目立ち、為替は今月5日の暴落で付けた安値から、ドル円は15日の高値まで7円70銭、豪ドルは週末まで8円75銭も買い戻された。

 

週末の米住宅着工・建設許可件数の弱い結果で買戻しムードに水を注され、豪ドルは僅かな反落に留まったものの、ドル円は前日の高値を抜けられず、大きく売り戻されて終わった。

 

ただ、週末の8月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値は予想を上まわり、住宅関連指標の弱さは、9月にも実施される金利引下げ前の様子見として、過度な悲観は見られず、利益確定売りが多めに出ただけと思われる。

 

米大統領選では民主党のハリス副大統領の支持率がトランプ前大統領を上回り、挽回を狙うトランプ氏の言動にも注意が必要。

 

今週は、豪準備銀行・金融政策会合議事要旨、FOMC議事要旨、米前週分新規失業保険申請件数、米7月 中古・新築住宅販売件数、日本全国消費者物価指数など発表が有り、2週連続で減少している米前週分新規失業保険申請件数や、米7月 中古・新築住宅販売件数に注目が集まるところ。

 

今日は、注目される指標も無く小動きが続くと見て、今日の予想は、ドル円147.00~148.20 豪ドル97.80~98.80くらいかな。クローバー