先週は、株式市場は、日経平均が2016年以来の大幅な下げで8日続落、上海株は5日振り、香港株は4日振りに揃って反発、NYダウは先々週に史上最高値を更新した勢いが止まったものの、週末は続伸して終わり、日経平均の凋落振りが目立った。

 

為替は、バイデン氏が次期米大統領候補を辞退され、副大統領のハリス氏を候補にと民主党の結束が見られ、バイデン氏が高齢な事を突いていたトランプ氏にとって、自身へのブーメランとなった事で、「ほぼトラ」を見込んでいたトランプトレードの巻き直しから、株式市場が調整入りしたのに連れて、円独歩高となり、ドルストレート、クロス円とも大きく売り込まれた。

 

先週の米経済指標ではGDPは予想を上まわったものの、住宅系に個人所得、耐久財受注など軒並み弱く、週末の個人消費支出が殆ど横ばいと、米インフレ鈍化傾向が見られ、9月利下げ予想が高まってきた。

 

FOMCが早期利下げに向かう様子が濃くなってきたのに対して、一部報道で今月の日銀金融政策決定会合で利上げとも取れそうな報道が有った事で、日米の金利差縮小観測から円の買戻しが進んだものの、週末は若干落ち着きも見えた。

 

今週は、日銀金融政策決定会合とFOMCに、植田和男日銀総裁・パウエルFRB議長定例記者会見、独・欧GDP、豪小売売上高・消費者物価指数、ADP雇用統計、米雇用統計・失業率・平均時給など注目される指標などの発表が続くのと、米大統領候補2人の言動が注目され、相当荒れそう。キョロキョロ

 

今日は、注目される指標が無く、明日から始まる日米の金融政策会合前の様子見で小動きが続くと見て、今日の予想は、ドル円153.20~154.20 豪ドル100.20~101.20くらいかな。クローバー