先週は、株式市場は、日・中株式は方向感の無い動きが続き、NYダウは早期利下げ期待後退から週末まで4日続落と、全体に弱含みな動きが続いた。

 

為替は、米CPI・PPI・新規失業保険申請件数など弱い結果ばかりでも、FOMCは前回では年内利下げ予想回数を3回から1回に引下げ、日銀金融政策決定会合では国債買い入れ減額は表明したものの、次回からと慎重な姿勢を示した事で、ドル買いが加速。週末のドル円は続伸、豪ドルは続落で終わった。

 

ただ、日銀の慎重姿勢に対して、植田日銀総裁は「7月会合までの情報次第で短期金利の引き上げは当然あり得る」と、タカ派寄りの発言をしており、FOMCにしても最近の弱めな指標の影響は無視できず、日米金融政策への探り合いから、憶測記事などでドル円・豪ドル揃って上昇余地が限られると思われ、買い増しには注意が必要。キョロキョロ

 

今週は、FRB高官らの発言が続く事や、中国小売売上高・鉱工業生産、NY連銀製造業景気指数、豪準備銀行・政策金利発表、米小売売上高・鉱工業生産、イングランド銀行・政策金利発表、日本全国消費者物価指数など注目される指標などの発表が続き、今週も神経質な動きが続きそう。

 

今日は、トルコ、シンガポール、南アフリカが休みで参加者が少なく、11時の中国小売売上高・鉱工業生産で豪ドルに多少動きが出た後は21時半のNY連銀製造業景気指数が意識され小動きが続き、発表でドル主体に一荒れすると見て、今日の予想は、ドル円156.90~157.90 豪ドル103.70~104.50くらいかな。クローバー