先週は、株式市場は、金融政策正常化に向けた日本では日経平均の勢いが今一つなのに対して、中国では不動産不況への大規模なてこ入れ策への期待で上海・香港株は揃って続伸、NYダウは利益確定売りで反落したものの米利下げへの期待からNYダウが発の4万ドル台を付けて史上最高値を更新と、米・中株式の好調ぶりが目立った。

 

為替は、2回目の介入後から、ドル円が156円台後半まで持ち直した後、買戻しの勢いに乗り切れないのに対して、豪ドルは原油価格の上昇が後押しとなって5日続伸と、先月の介入前の高値まで更新しそうな気配も見えてきた。

 

FOMCの利上げ観測が後退、年内の利下げが9月と12月に0.25%ずつの、2回で計0.5%引き下げが大半の見込みで、経済指標の結果次第で9月から7月に前倒しされる可能性も有るみたい。

 

ただ、FRB高官らのタカ派発言で神経質な動きになってきており、引き続き米経済指標の結果には注意が必要。キョロキョロ

 

今週は、豪準備銀行・金融政策会合議事要旨公表、FOMC議事要旨公表、米中古・新築住宅販売件数、日本全国消費者物価指数、独GDP、米耐久財受注などがポイントで、特に23日(木)の米新築住宅販売件数が注目され、FRB高官らの講演が続くのも気になるところ。

 

今日は、注目される指標も無く、小動きが続くと見て、今日の予想は、ドル円155.20~156.20 豪ドル103.80~104.60くらいかな。クローバー