先週は、株式市場は、日・中株は方向感の無い動きが続き、NYダウは利下げ観測から怒涛の8日続伸。為替は先々週中に2回行われた8兆円をつぎ込み行われた介入から買戻しが進み、ドル円は5日続伸、豪ドルは6日続伸後に週末に僅かに反落して終わった。

 

2回目の介入後の5/3の安値から、ドル円が4円10銭、豪ドルは2円60銭ほども買い戻され、豪ドルは2回目の介入前の高値を超える103円超まで買い戻され、買われ過ぎの感も出てきて、ドル円より一足先に利益確定売りが出たように見える。

 

週後半の米新規失業保険申請件数やミシガン大学消費者態度指数などの弱い結果で、年内の米利下げ回数予想が1回から2回に増えて、後退気味だった米利下げ観測が再浮上してドル買いの勢いが止まり、このまま円安是正介入がされずに終わる可能性も出てきた。

 

NYダウなどは時期未定ながら利下げを織り込み買われ続けている感が有り、米高官らのタカ派発言で買われる為替と若干温度差が感じられ、利下げ観測が続くようならドル売り・豪ドル買いの流れが続く可能性が有り、豪ドルの売り増しには注意が必要。キョロキョロ

 

今週は、米卸売物価指数、パウエルFRB議長発言、米消費者物価指数・小売売上高、欧日GDP、豪新規雇用者数・失業率、米住宅着工・建設許可件数、米新規失業保険申請件数・継続受給者数、中国小売売上高・鉱工業生産、香港GDP、欧州消費者物価指数など、注目される指標の発表が続き、神経質な動きが続きそう。

 

今日は、注目される指標も無く、明日の米卸売物価指数、パウエルFRB議長発言を意識した小動きが続くと見て、今日の予想は、ドル円155.30~156.10 豪ドル102.50~103.20くらいかな。クローバー