先週は、株式市場では日経平均・NYダウが史上最高値更新、為替もドル円・豪ドル揃って年初来高値を更新と、花火大会の如く、大盛況だった。

 

日銀がマイナス金利政策を解除したものの、急激な利上げはせず緩和的な政策を続けるとした事で円は利上げにも拘わらず売り込まれ、一方的な円安が進んでいた。

 

ただ、FOMCの発表前に、年内米利下げ回数が2回になるとの思惑でドル買いが進んでいたのが、発表より想定通り3回になる見込みとなり、週末には日本の賃金上昇率の高さから日銀の10月利上げ観測が高まった事を受けて、ドル円・豪ドル揃って続伸が止まり反落して終わった。

 

今週は、日銀金融政策決定会合議事要旨、米新築住宅販売件数・耐久財受注、豪消費者物価指数、米GDP・個人消費支出などの発表が続き、先週に続き米経済指標に強い結果が続くか注目されるところ。

 

年度末を迎えて、週前半は日経平均も大きく調整が入るとは思えないものの、為替が先週末の利益確定売りが止まらず、ダウントレンドに転換するようになれば、日経平均の調整売りをキッカケに中国株などの売りを誘い、さらに豪ドル主体に売り込まれることも想定され、豪ドルの買い増しは慎重にしナイト。キョロキョロ

 

今日は、8時50分の日銀金融政策決定会合議事要旨発表で、円安進行への牽制発言などで多少動きが出た後は、23時の米新築住宅販売件数が意識され小動きが続き、発表でドル主体に一荒れすると見て、今日の予想は、ドル円150.90~151.90 豪ドル98.10~99.10くらいかな。桜