父親の顔を立てました | 福岡の団塊ジュニア世代進路アドバイザー特定社労士・山本幸司のブログ

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生粋の福岡県人である「特定社労士」こと特定社会保険労務士によるブログです。

年に6回、奇数月に興行が開催される日本の国技・大相撲、

「番付が全ての階級社会と呼ばれるシビアな世界に於いて本日2024(令和6)年1月31日(水曜日)、新たな大関が誕生しました。


その大相撲力士は千葉県松戸市出身の

琴ノ若傑太(ことのわか まさひろ)関

©㈱報知新聞社

父親は一世を風靡した「若貴ブーム」時代に活躍し、「美男力士」として女性ファンが多かった元・関脇琴ノ若関の佐渡ヶ嶽(さどがたけ)親方、


祖父は昭和40年代に活躍し、ぶち負かしの強さから「猛牛」と呼ばれた元・横綱琴櫻関の先代佐渡ヶ嶽親方、


あの若貴兄弟と同じく相撲一家に育ったサラブレッドです。


大相撲の番付は序ノ口から始まり序二段→三段目→幕下→十両→平幕→小結→関脇→大関、そして横綱となるわけですが

最高峰の横綱とナンバー2の大関に関しては厳しい昇進条件がございます。


横綱は「大関の番付にて直近の2場所で連続優勝、もしくは優勝に準ずる成績」

大関は「三役(小結と関脇)の番付にて直近の3場所で33勝以上の成績」

幕下以下の力士は「取的」と呼ばれ、取組は1場所に7番ですが、十両以上の「関取」に昇進すれば1場所に15番と一気に倍以上となります。

つまり、大関への昇進には1場所15番✕3場所=45番のうち、12番しか負けられない訳です。

45番中33番は勝利しなければなりませんので、過去に「大関候補」と呼ばれた実力者でも「33勝」に及ばず現役を引退した力士は沢山います。


大相撲は千秋楽が属する週の水曜日に「番付編成会議」なるものがあり、この会議にて横綱、大関、それに「関取」の登竜門である十両への昇進力士が発表されますが

中でも横綱と大関は「角界の看板」なので昇進の際には使者を迎えた「伝達式」が行われ、自身が所属する相撲部屋の師匠とおかみさんと共に挨拶をします。

2024(令和6)年1月初場所にて大関昇進の条件をクリアした琴ノ若関に関しても相撲部屋「佐渡ヶ嶽部屋」にて伝達式が行われたわけですが、その際の口上は

「大関の名に恥じぬよう感謝の気持ちを忘れず相撲道に精進して参ります」

©㈱報知新聞社

特に琴ノ若関の場合は師匠とおかみさんが血の繋がった両親だけに親子で感無量だったことでしょう。


昇進に関しては祖父の四股名である「琴櫻」を襲名する話もありましたが、大関デビュー場所となる2024(令和6)年3月春場所は今まで通り父親の四股名を継ぎ

同年5月夏場所からは「琴櫻」を名乗る方針に決まりました。

本当に親孝行な息子さんです。


新大関の祖父である先代佐渡ヶ嶽親方は孫のことを凄く可愛がっていましたが、琴ノ若関が小学4年生の時に66歳の若さでお亡くなりになりました…。

優しかった祖父が孫に残した遺言、それは

「もし力士になって大関に昇進したらお祖父ちゃんの四股名を名乗っていいよ」

伝達式では実の母親であるおかみさんの後ろでお祖父ちゃんの遺影が微笑んでいました。

©㈱報知新聞社


大関琴ノ若関、そして大関琴櫻関の活躍に期待しております。





私は福岡県在住の「特定社労士」こと特定社会保険労務士です。


私は2012(平成24)年の11月から4年間に渡り

「合格基準が透明な社労士試験」

「受験生の努力が報われる社労士試験」

の実現を目指して日々奔走されていたtktk様の活動を誇りに思っております!!



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