九州最大の鉄道駅である福岡市博多区の博多駅、
その地下に所在する「博多駅地下街」の一角を成す店鋪が
広島風お好焼きの『きんさい屋 博多駅地下街店』、
『きんさい屋』は福岡市内に幾つかの店舗を展開し、東京・赤坂にも進出しています。
『博多駅地下街店』はこの8月に博多駅界隈の別の場所から移転したばかり、
地下街の人通りが丸々見える開放感溢れた店内です。
オーダーは全てスマホからのQRコードから注文、
時代を凄く先取りしています。
僕が寄った時は丁度ランチタイムだっただけに850円で肉玉そば入りのお好み焼きが注文出来ました。
さすがは広島風お好焼き、焼きそばとお好み焼きが見事にマッチしていましたよ。
夜の『博多駅地下街店』は居酒屋さんに早変わり、
ボトルキープが目立ちます。
ところで『きんさい屋 博多駅地下街店』の店長さんは元・大相撲力士、
それも角界で一人前の給料取りとして認められる「関取」の地位で活躍しました。
現役時代の四股名は
「須佐の湖善誉(すさのうみ・よしたか)」関
250kg近い巨体を活かし「関取」の登竜門である十両の地位で活躍しました。
あの若貴兄弟と同期生である須佐の湖関、
師匠は「昭和の大横綱」として一時代を築いた北の湖敏満関、
後の北の湖親方です。
現役時代の北の湖関はあまりにも強過ぎるため、角界のヒール役、
それ故に北の湖関が負けると皆が大喜びした程です。
引退後は北の湖部屋を創設して多くのお弟子さんに恵まれましたが、愛弟子曰く
「お父さんのように優しかった師匠」
現役時代のイメージとは全く違いますね。
愛弟子には苗字ではなく下の名前で接していた北の湖親方、
須佐の湖関の本名は「金作善治(かねさく・よしはる)」と言いますが、師匠は「金作」ではなく「善治」と呼んでいました。
角界に於いて須佐の湖関のように「関取」の地位に昇進出来る力士はほんの一握り、
大部分の力士は無給の「取的」で引退していきますが、そのような力士に対しても
「強いだけが力士じゃないんだよ」
「弱くったっていいじゃないか」
本当に「優しいお父さんのような」師匠だったことが伺えます。
須佐の湖関改め金作店長はシャイな方ですが、僕が話しかけると笑顔で応対してくれました。
僕自身、実際に大相撲力士の方と会話をしたのはこの時が生まれて初めてだっただけに光栄でした。
本日は2022(令和4)年11月13日(日曜日)、
大相撲2022(令和4)年11月九州場所が『きんさい屋』と同じく博多区の福岡国際センターにて初日を迎えました。
『博多駅地下街店』も大相撲関係者の皆様方で埋まりそうですが、師匠は残念ながらこの世にいません。
今から7年前、2015(平成27)年11月九州場所の開催中に悪性腫瘍のため62歳の若さでお亡くなりになりました…。
それでも天国の師匠は応援しています。
「善治が作ってくれたお好み焼きは日本一!!」
私は福岡県在住の「社労士」こと社会保険労務士です。
私は2012(平成24)年の11月から4年間に渡り
「合格基準が透明な社労士試験」
「受験生の努力が報われる社労士試験」
の実現を目指して日々奔走されていたtktk様の活動を誇りに思っております!!