42年の時を経てやっと失笑から解放されます | 福岡の団塊ジュニア世代進路アドバイザー特定社労士・山本幸司のブログ

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生粋の福岡県人である「特定社労士」こと特定社会保険労務士によるブログです。

福岡県筑豊地区の嘉穂郡稲築(いなつき)町、現在の嘉麻市稲築地区にて42年もの長きに渡り苦楽を共にした我が家、

2022(令和4)年の7月7日(木曜日)より解体工事が始まりました。


昨年2021(令和3)年の11月30日(火曜日)を以て48年間住み慣れた故郷を後にし、同じ福岡県でも都市圏に位置する「令和の里」太宰府市へ引っ越し…、

今は亡き父親が大金を叩いて誘致した庭もすっかりジャングルと化していました。



時は昭和時代、

一軒家を新築するには否が応でも庭が必要な時代背景であり、庭が無い一軒家は世間から軽く見られていました。
 
特に田舎では。


庭のおかげで世間に認められる家屋となったものの、代わりに樹木の剪定費用はバカにならないものがあり、年に2回、1回につき10万円超え、

そのため、母親が大木によじ登り汗だくで剪定をしていました。


あっ、庭付きの一軒家ですか?

いくら建物が頑丈でも令和の現在では誰も好き好んで入居はしません。

それだけ時代は変化したのです。


広々とした12畳もの「洋間」、


8畳の「お座敷」に6畳の「続き間」、


日々の汗を流した風呂場、


歯磨きや洗顔etc、毎日の手入れには欠かせなかった洗面所、


平屋育ちの僕にとっては憧れだった2階建て家屋、


12畳もの広いスペースのうち


半分の6畳が僕の部屋でした。



玄関から見える多くの樹木も間もなく伐採の運命を辿ります…。



1973(昭和48)年度生まれの僕が保育園を卒園する1980(昭和55)年の3月まで過ごした古い平屋の場所に半年もの時を経て同年9月に完成した2階建て家屋、

実を言いますと致命傷のような欠点がございまして、マイクロバスが駐車出来る広いスペースがありながら


実際に進入が可能だったのは一般大衆車が精一杯、


それは亡き父親による方針に他なりません。


父親は農家の出身、というより僕が幼少期を過ごした古い平屋は元々農作業に特化した造りであった為に車の出し入れが不便でした。

その父親は農業を継がずにサラリーマンへ…。

そこで2階建て家屋を新築の際に母親が駐車スペースを重要視した意見を提案するも

「駐車スペースを前に設置したら折角の立派な庭が汚くなる。

そのようなスペースは従来通り後ろで結構だ」

なる古い思考回路によって却下、

駐車スペースの件では「プレハブ」なる仮家屋にて

母親と父親が毎晩に渡り大喧嘩をしたものです。


実際問題として駐車スペースは地域じゅうから失笑され、中にはストレートに苦言を呈する無教養な方もいました。

「こんな駐車スペース、誰も寄り付かなくなりますわよっ!!」


当然ながら来客者の方々や僕が車の出し入れに骨を折ったのは言うまでもありません。

勿論、「発案者」の父親も口にこそ出さなかったものの、失敗作と感じたことでしょう。


そんな問題だらけだった駐車スペースも7月中には2階建て家屋と共に更地へ…。



42年の時を経てやっと後ろ指をさされなくなります。





私は福岡県在住の「社労士」こと社会保険労務士です。


私は2012(平成24)年の11月から4年間に渡り

「合格基準が透明な社労士試験」

「受験生の努力が報われる社労士試験」

の実現を目指して日々奔走されていたtktk様の活動を誇りに思っております!!