高校の最寄りに位置する2つのバス停の共通点 | 福岡の団塊ジュニア世代進路アドバイザー特定社労士・山本幸司のブログ

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生粋の福岡県人である「特定社労士」こと特定社会保険労務士によるブログです。

福岡市博多区に所在する福岡県立博多青松(せいしょう)高校、


福岡県内では初めて単位制を導入した公立定時制・通信制高校として1997(平成9)年の4月に開校し、この4月で四半世紀を迎えました。


博多青松高校は老若男女多くの生徒さんが勉学やスポーツに日々精進していますが、残念ながら普通免許所有者でも自家用車での通学は認められておらず


自然と通学手段は徒歩、自転車、それに公共交通機関となります。


その中でも公共交通機関での通学に一番便利なのが九州唯一の大手私鉄「西鉄」こと西日本鉄道のバス、

福岡県民からは「西鉄バス」と呼ばれ親しまれています。


ところで博多青松高校への最寄りバス停は学校から徒歩で5分圏内に2ヶ所ありまして

1ヶ所目は「千代一丁目」バス停、


もう1ヶ所目が「堅粕(かたかす)一丁目」バス停、


前者は九州最大の繁華街として有名な福岡・天神方面、

一方の後者は九州最大の鉄道駅である博多駅方面への移動に便利なバス停となっています。


この2ヶ所のバス停ですが、実は「ある共通点」があります。


その昔、博多青松高校が所在する福岡市には西鉄による路面電車が走っていました。

©️西日本鉄道㈱


沿線住民から「チンチン電車」と呼ばれて愛されていた路面電車もクルマ社会の到来と共に邪魔者扱いされ、次々と記憶の彼方へ消えてしまいました…。


福岡市の場合も例外ではなく、最盛期には6路線で営業していた路面電車「西鉄福岡市内線」も1973(昭和48)年の1月から3段階に分けて廃止され、


©️㈱朝日新聞社

1979(昭和54)年の建国記念日(日曜日)を以て福岡市内からチンチン電車が消えました…。


前者の「千代一丁目」バス停は西鉄福岡市内線の「千代町」電停跡と「妙見(みょうけん)」電停跡、真っ先に廃止された福岡市内線・吉塚線の間、

後者の「堅粕一丁目」バス停は同じく「潟洲町(かたすまち)」電停跡と「緑橋」電停跡、最後まで残った福岡市内線・循環線の間に位置しています。

©️㈱朝日新聞社


尚、「潟洲町」電停は西鉄福岡市内線の最末期に「福高前(ふっこうまえ)」と改められました。

「潟洲町」改め「福高前」電停は言うまでもなく「福高(ふっこう)」こと福岡県立福岡高校の最寄り電停、


博多青松高校の隣に位置する福岡高校は旧制中学校以来の歴史を誇り、福岡県下の公立高校では「5本の指」に入る文武両道の名門進学校です。


現在、僕は博多青松高校の定時制課程が若干名ながらも毎年度に於いて募集している「科目履修生(聴講生)」制度を活かして高等学校の勉強を学んでいます。


自宅から博多青松高校への通学手段は西鉄バスを利用していますが、どちらかと言えば「堅粕一丁目」バス停にて乗り降りをしています。



「堅粕一丁目」バス停から見える国道202号線は片側2車線の4車線、

バス停から見える緑橋の橋梁区間は「下り」方面と「上り」方面の高さが違いまして、前者は平べったく、後者は緩やかなスロープ状となっていますが、

何故ならば「下り」方面の道路は西鉄福岡市内線の軌道跡を道路に改修した上で再利用しているからです。



尚、「千代町」「妙見」「福高前」「緑橋」の各電停は路面電車「西鉄福岡市内線」の廃止後もバス停の名称として残り、令和の現在に至っています。


尚、鉄道の場合はJR九州の鹿児島本線と同じく篠栗線が合流する吉塚駅が最寄駅となっていますが


歩くと10分以上かかりますのでご了承下さいませ。





私は福岡県在住の「社労士」こと社会保険労務士です。


私は2012(平成24)年の11月から4年間に渡り

「合格基準が透明な社労士試験」

「受験生の努力が報われる社労士試験」

の実現を目指して日々奔走されていたtktkさんの活動を誇りに思っております!!