九州最大の繁華街である福岡・天神(福岡市中央区)、
現在、中心部では再開発事業
「天神ビッグバン」プロジェクト
によって
馴染み深い商業施設が次々と閉鎖に追い込まれています。
2019(平成31)年の3月に閉鎖された『福岡ビル』、
地元では「福ビル」の愛称で親しまれ、九州唯一の大手私鉄である「西鉄」西日本鉄道の本部が入居していました。
「福ビル」でお世話になったテナントと言えば『ツタヤ』の天神福ビル店、
2階が書籍コーナーで
3階がCDとDVDのコーナーでしたが
僕の場合は殆ど2階で要件を済ませていました。
また、「福ビル」には
地下街がありまして
全てのテナントが飲食店で占められていましたが
老舗の「高級店」ばかりだったので、滅多に足を踏み入れることはありませんでした…。
天神の生き字引的存在だった「福ビル」、
閉鎖前にはこれまでの歴史を振り返るパネル展が1階にて開催されていました。
このパネル展は過去ばかりではなく再開発後の未来予想図まで紹介されていたのが印象的でした。
2024(令和6)年に完了予定の「天神ビッグバン」プロジェクト、
青写真を見るだけで楽しみになってきますね。
「福ビル」のお隣には翌2020(令和2)年の3月31日(火曜日)を以て約44年間の歴史に幕を閉じた「九州のマルキュー」こと『天神コア』、
西鉄資本のファッションビルは
若い女性の方々にとって「聖地」と化していましたが
男性服も取り扱っており
カップルで楽しめる「天神のデートスポット」の1つでもありました。
また、店舗の性格からして若手の芸能人が新作映画等のPRで来福した際には大々的に受け入れており、
サインは勿論のこと、サービス精神が旺盛な芸能人に至っては映画撮影時に着用した衣装まで寄贈する程でした。
7階は飲食街、
以前は老若男女全てを対象にした店舗が多かったものですが
末期は若者向けにフードコートスタイルがメインとなっていました。
僕にとっての『天神コア』と言えば6階のフロントを占めていた『紀伊国屋書店』の福岡本店、
天神に出た際は頻繁に寄っていましたが、近隣の「MMTビル」こと『メディアモール天神ビル』に『ジュンク堂書店』の福岡店が進出したことによって撤退しました…。
思い出深い6階も末期は男性向け衣料品のフロントと化していました。
『天神コア』の屋上は芝生広場となっていまして
特に夏場のビアガーデンはビジネスパーソンの皆様方にとって楽しみの1つ、
夜遅くまで賑わっていたものです。
その『天神コア』と運命共同体の関係だったのが『天神ビブレ』、
全ての階に於いてお互いが繋がっており
特に『紀伊国屋書店』と繋がっていた6階には
高校野球のシーズンとなると階段付近に大型テレビが設置され、常に人だかりが出来ていました。
『天神ビブレ』は『天神コア』よりも一足早く昨年2020(令和2)年の2月11日(建国記念日・火曜日)限りで閉鎖、
こちらも44年間の「人生」でしたが、開店当初の名称は『ニチイ天神店』と言いました。
改称後は『天神コア』と同じく若い女性の方々をターゲットにしていた『天神ビブレ』、
『ニチイ』時代を通して最後の最後まで老若男女全てが楽しめた地下食堂街の中でも
オープンから最終日までの44年間を休まず営業していたのが
『名代(なだい)ラーメン亭』の天神ビブレ店、
物価の高い天神地区に於いて一杯が税込460円(閉鎖時)と割安だった豚骨ラーメンは僕にとって「天神での夕食」と言っても過言ではありませんでした。
『天神ビブレ』の向かい側にあった「MMTビル」こと『メディアモール天神ビル』のメインテナントは
僕が天神にて一番お世話になった九州最大規模の書店が最終日を迎えたのは昨年2020(令和2)年6月30日(火曜日)のこと。
現在は同じ天神地区でも中心部から離れた「天神西通り」の一角にて仮営業をしています。
『福岡ビル』、『天神コア』、『天神ビブレ』、そして『メディアモール天神ビル』、
今は全てが思い出の彼方へ向かってしまいました…。
そして8月31日(火曜日)、
三菱地所が誇る金色の商業ビルも「天神ビッグバン」プロジェクトに伴い
32年間の歴史にピリオドを打ちます…。
私は福岡県在住の「社労士」こと社会保険労務士です。
私は2012(平成24)年の11月から4年間に渡り
「合格基準が透明な社労士試験」
「受験生の努力が報われる社労士試験」
の実現を目指して日々奔走されていたtktkさんの活動を誇りに思っております!!