幸福で溌剌としたmyeahns(マヤーンズ)を聴いている | イージー・ゴーイング 山川健一

幸福で溌剌としたmyeahns(マヤーンズ)を聴いている

熊本、大分で大きな震災があり、従姉妹や友人が命からがら脱出した。
デヴィッド・ボウイが逝き、プリンスが逝ってしまった。
友人の作家、松智洋さんの訃報に接し、茫然としたまま時が流れていく。松さんはまだ43歳で、お子さんも小さく、作家として新シリーズをスタートさせたばかりだった。自分としては、どうにも受け容れがたい。

受け容れがたいことばかりである。

そんな時間の流れのなかで時々、友人にもらったmyeahnsを聴いている。マヤーンズ、と読む。
http://myeahns.net/

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3ピースの若いロックバンドのマージー・ビートから感じるのは、彼らの音楽がまぎれもなく「生」の側に属しているということだ。人生なんてどうせ一炊の夢だよなと思いながら、溌剌としたそのサウンドに身を任せる。いいバンドである。ハモニカが聴こえたりすると、にやりとしてしまう。

ミュージックはいいね
コンサートはいいね
"生"ならなお気持ちいいね
空間的なトリップ
熱狂しちゃう
あのバンドが登場するんだ
          "デッカバンド"myeahns


myeahnsのアルバムジャケットは写真ではなく絵なのだが、それを描いたのが「rock star」という小さな画集を出しているHiromiさんだ。このアルバムジャケットを描いたことがきっかけになったのかどうか、最近またロックミュージシャンの絵を描いている。
http://ameblo.jp/sweet-bluestar

myeahnsとHiromiさんのコラボレーションは、秀逸だと思う。音楽と絵画が互いに相手を尊重していることが感じられて、リスナーのぼくらも幸福な気持ちになれる。

興味のある方、是非ともお聴き下さい。


PS この頃ブログを更新してなくて、申し訳ありません。ぼくはなんとか元気です。7月頃、「山川健一デジタル全集」という、電子書籍の全集を刊行する予定です。同時にに85冊(だったかな?)の刊行で、その作業に忙殺されています。時期が来たら詳細をお知らせします。