記念すべき緊急事態宣言発動後「おうちシアター」鑑賞会の70作品目!

 

といっても、数え始める前にいくつか観てるので、正確な数字ではないと私は思うのですが

スニークプレビューで映画をみせて準備している人にとっては

(こんなに上映会をやったぞ!)という記念なんですね。

 

 

それで、70作目は

・万引き家族(2018年日本)

です。

 

これこそ映画!です。

日本の映画史のなかで末永く語り継がれる傑作だと思いました。

 

あたたかい家族の話。

治役のリリーフランキーさんと信江役の安藤サクラさん、すばらしかった。

 

警察につかまって、女の子(りん)虐待されてることを絶対に話さない信江が涙をながす姿が

リアルで、彼女の幼少期も辛いものだったことがうっすらと浮かび上がってきました。

 

荒川区の2018年は、万引き家族の舞台になったり、天気の子では水の底に沈められてしまったり、

苦難が続く一年だったようにお見受けしましたが、

舎人ライナーも近くを走って、おしゃれなマンションが建ち並ぶエリアに変わり始めて、10年もしないうちに

昔の面影なんて全て消えてしまうのではないかなあと感じました。

 

 

 

この作品は、米国アカデミー賞をラ・ラ・ランドが受賞した時の外国語映画賞ノミネート作品でした。

が、受賞をのがし、作品賞にもノミネートされませんでしたが、

 

翌年のパラサイト半地下の家族は外国語映画賞を受賞して、外国語映画にして初の作品賞を受賞しました。

 

(パラサイトが外国映画賞や作品賞を撮れるなら、万引き家族は余裕で外国映画賞も作品賞も獲れたんじゃないの?)と
映画を観終わった私の頭のなかは、(こんなにいい作品がなぜ?万引き家族はなぜ受賞できなかったの?)という
疑問でいっぱいになっています。
 
タイトルに反して、とても心があたたかくなる、いい映画を観ました。