余命10年  小坂流加作 この本は面白かったです。

20代の女性が不治の病に倒れ、余命10年と宣告され、迷いながら

悩みながら成長していく様子を描いています。

何をするでもなく日々過ごす中で、自分の熱中できるものを親友に連れていかれたコスプレのイベントで見つけました。

コスプレ・マンガとはまっていき仲間もでき楽しさを見つけます。

東京に転校する前の群馬の小中学校の同窓会に出席し

再び出会った彼に惹かれ恋をします。

未来のない人間にとって結婚はあきらめざるを得ません。

別れることが彼の為だと決めました。

亡くなるまで彼に会いたい気持ちを抑え死に向かっていきます。

自分が亡くなった後の家族の悲しみを思い、彼が幸せに生きることを願い苦しさの中徐々に体力が衰え亡くなる様子は

涙・…涙…涙です。

自分が余命10年と宣告されたら・…何を思い何をするだろうか。

残された命の中でもがきながらもすべてを受け入れていく姿は感動です。生かされている今を大切にしないといけないと強く思いました。

ドライアイと言われ目薬が欠かせない私がウソのように涙がでました。