皆さまごきげんよう。
西日本各地での大雨による被害が
これ以上大きくならないように願っています。
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師匠は戦争経験者。
海軍に憧れて申し込んだら、
痩せ過ぎていて落ちたらしい
今度は友達に誘われて、
「満蒙開拓義勇軍」に申し込みました。
高等小学校2年生、
12・3歳の頃です。
この年で、
親の承諾もなく申し込めることが驚きです。
満蒙開拓団の制服がそれはカッコよくて、
手拭いを腰に差し、
「モモチロヨズ」と言いながら
山形駅までの道のりを、
音楽隊の先導で歩いていくのだそう。
いつの時代も
子どもたちの制服への憧れは変わりません。
ところが、
魚を買いに行った母親が、
魚屋の娘で、友達でもある学校の先生から、
師匠が
満蒙開拓団に申し込んだことを知らされます。
母親の反対に合い、
結局満蒙開拓団に入ることはなかったのですが、
この時満州に行っていたら、
こけし工人になることも、
私が生まれることも、
きっとなかったのでしょうね。
こけしの設計図を書く師匠。