一昨日は、実盛の疲れも残りつつ、東京オペラシティにある、芸団協へ。
能楽協会からの出向で、芸団協の実演芸術振興委員会の委員をしております(委員長は尾上墨雪先生)。
各舞台芸術団体の方々が集まり、芸団協の今後の方針や、国や文化庁等の活動にご意見を申し上げる会議です。
意外と議題が山積で、会議も2時間半近くかかりました、、、
様々な課題が議論されました。
国立劇場問題。今年度中には、新たな入札が始まるとのこと。しかしまだまだ予算は数十億円規模で足りないようで、、、
全舞台芸術の超党派の国会議員の議連「文化芸術振興議員連盟」の新会長も決まり、議連も動き出しているようです。
それにしても、その報告書の中には、閉館改装のホール会館文化施設がズラリ。
文化芸術を取り巻く環境は、あらゆる面で厳しいと言わざるを得ません、、、。
文化庁の、来年度の概算要求の概要も。
要求額は、1500億円。毎年実際は1000億円くらいです。
日本の現在の国会予算は大体110兆円位。なので、国会予算に占める文化庁予算は、0,1%、、、。
この数字は、先進国で最下位、、、
海外投資に何兆円、、なんて話を聞くと、その1%パーセントでも廻してくれたら相当文化芸術絶滅しないで有難いのに、と思ってしまいます、、、、。
今、国の文化政策も、大きく舵が切られようとしています。
ライヴ系の文化芸術よりも、「コンテンツ」重視の姿勢です。端的にいうと、マンガ、アニメ、ゲーム重視です。
それと、「売れるエンターテイメント」へシフトです。
その方向性が、はっきりとしてきました、、、、
これは、伝統芸能系には、厳しい現実となると言わざるを得ません、、。
私からも少しご意見申し上げました。
各委員からも、屈託のない数々の意見が寄せられました。
そんな状況でも、何とか少しでも良い方向にいくようにしていきたいです。
文化庁 令和8年度 概算要求の概要
文化芸術推進フォーラム
「文化芸術」

















