8月24日の、「ひとつのはな」公演。
私の能「融クツロギ」の副後見に村岡聖美、地謡前列に、長男・山井綱大(こうた)、岩間啓一郎、立本夏山と、私の玄人弟子達が並びます。
村岡には一昨年、「道成寺」を披かせて頂き、今では能の地頭もするようになり、装束着付けも一通りこなせて、それなりに流儀の戦力になってきました。が、綱大、岩間、立本はまだまだこれからです。
宗家・安明先生・先輩方・一門の皆さんのご指導も頂きながら 5年後、10年後、20年後には、流儀の戦力となるようにしっかり育てていなかければと思っています。
前にも申し上げましたが、能楽師の育成は、モヤシの栽培のようにはいきません。時間もかかります。そして、どんな名人上手も最初は何も出来ないところからスタートしています。
山井綱大、岩間啓一郎、立本夏山の3名は、金春憲和宗家のお許しを頂き、この5月に、公益社団法人能楽協会に入会させて頂きました。
形としては、一応、プロ扱いとなりますが、まだまだ駆け出しです。
今回、4人の弟子がひとつの舞台に一同に出るのも感慨深いものがありますが、彼らにも皆様からの叱咤激励ご声援を、是非宜しくお願い致します。
そして、本人達にも努力を続けて益々頑張って貰いたいと思います。
(写真は、左から、岩間啓一郎、村岡聖美、山井綱雄、山井綱大、立本夏山)