昨日は、第19回山井綱雄之會に、沢山の皆様に駆けつけて頂き、本当に、心から、ありがとうございました😊😭😊😭‼️
会の冒頭、挨拶と解説のつもりが、応援してくださる皆様の見守る、この国立能楽堂の舞台のど真ん中に、帰ってこれたのだと思うと、皆様からの温かい心に触れて、また入院当初の絶望の日々を思い出し、また私の兄・曽我祐成役を勤めてくださった先輩能楽師高橋忍さんの、私の無念のシテ降板となった今年7/15の座スクエア公演での冒頭解説にて「山井綱雄は必ずこの舞台に戻ってきます!!」と話されていたということを思い出し、5ヶ月という短期間で同じ国立能楽堂の舞台に戻ってこれて、感極まってしまい、冒頭5分ほどは解説になりませんでした、、、
玄人弟子の村岡聖美、修行中の岩間啓一郎、立本夏山も、それぞれ頑張っていたと思います。
特に村岡は、昨年の道成寺を披いたところから成長を感じられるようになり、お客様からも評価を頂けるようになってきました。嬉しい限りです。
「ローマは一日にして成らず」。
能楽師の育成は、モヤシの栽培とは異なります❗️
大変に手間と労力と努力によって、初めて伝承者たる能楽師が育ちます。
生まれた時から名人だった人はいません。どんな名人も最初は下手くそでした。そこから長年の努力と修練により、初めて神業の域に近づけるのだと思います。
なので、長い目で、育てて頂けたらと思います‼️
そして、私の能「夜討曽我」。
開演直前、鏡の間にて、宜しくお願いします!と挨拶を交わした際に、前場の座スクエアの3人ひとりひとりと、熱い握手🤝‼️
またまた、グッと込み上げて来てしまい、涙が出てしまいました、、、
実は、舞台に出てからも、兄曽我祐成の高橋忍さんと向き合った時、目が合ってしまい、実はグッときました、、、
本当に素晴らしい、有難い舞台となりました。
最後の場面では、金春流としては珍しい離れ技!
敵方の五郎丸山中一馬さんを首投げで投げ飛ばし、前転し仰向けに倒れた五郎丸をジャンプして飛び越える❗️という技。
これは伝書にそう書かれていて、どうしようかと稽古段階で色々試行錯誤し考えたのですが、やることにしました‼️
半年前まで半身不随だった男が、大の大人一人を飛び越える。(笑)
皆さん予想していなかったと思うので、珍しきが花かと思い、チャレンジして、上手く行って良かったです‼️
本当に沢山の方々から、メールやお手紙やお祝いの品々を賜りました。
心から、ありがとうございます😭😊‼️
ご返信がまだまだ出来ていませんが、全ての方々にご返信させて頂きます。
本当に、能舞台のど真ん中、正式な能のシテをきちんと勤めることが出来ました!
感無量です。
全ての皆様、ありがとうございました😊😊😊‼️