本日、華宝会。

金春流では久しく上演されていない能 鳥追舟のシテを勤めます。


数日前からの連日報道に、強い虚無感を感じています、、、

実は数日後に、初めて直接お会いしてお話させて頂ける筈でした。、、、

その時に私は、是非お話したい胸に期すことがありました。

それは、『子供たち若者への教育』です。

我が国の悠久の永く伝統ある歴史と文化を、幼い時から正しく、更に詳しくきちんと学ぶ。我が国の様々な古来からの伝統文化をきちんと日本国の国体に据える。そうすれば私は日本は復活出来ると信じています。その手応えを、実際の教育現場で感じています。そのことを、直接、お話するつもりでした。


約9年という長きに渡り日本の最先端で舵取りをされてきた方に対して、思想的政治的違い云々なことを抜きにして、先ずは皆が哀悼をと想うのは、私だけでしょうか??何故かそうならないことに、私は違和感を感じてしまいます、、(かつて批判的マスメディアは今度は追悼称賛に舵が切られていますが(苦笑))


虚無感ありますが、私には幸い、表現する場が与えられています。

『国民ひとりひとりが、分を尽くすこと』これが日本人の古来からの生き方であった筈。

ならば私は、今日の舞台で、想いと哀悼を込めて勤めます。

今月末、タイトルロール(主役)として与えて頂いた、シェイクスピア劇「シン・タイタス」もそうです。


国民としては、今日の投票がそうです。

自分の意思を示しましょう!

私は投票してから、能楽堂へ向かっております。


今日の能 鳥追舟 の主人公  ・日暮殿の妻のように、どんなに旦那が10年も帰って来なくても、番頭から強制労働を強いられても、強く諦めずにしたたかに生き、そして、この能のラストのように、全て水に流し、大団円を迎えられるように。


日本人の古来からの平和主義を描いた能鳥追舟、本日、どうぞよろしくお願い致します。

頑張って勤めさせて頂きます。



https://note.com/kaoru_kunisaki/n/nd6f05e040df6