間も無く、平成が終わります。
この大晦日のような、いや大晦日以上の、時代の大きな節目を終わる・迎える、寂しさと高揚感は、やはり自分は日本人なんだということを、再認識します。
本日、日本橋「水戯庵」にて、金春宗家が900数十年に及び奈良春日大社でお勤めになられてきた、翁の特別バージョン「神楽式」を、改元の特別公演として、金春憲和宗家と共にご奉納させて頂きました。
横綱・稀勢の里の引退に述べた「横綱は日本人の心の最高の規範」ということが、天皇陛下・皇后陛下にも強く重なります。
日本国民のため、全ての世界の人々のため、平和への祈りを続け、励まし、象徴天皇としてのお役割を模索され続けた、今上天皇陛下、美智子皇后陛下に、心より御礼申し上げます。
これからは、どうぞごゆっくり長生きをして頂きたいです。
この時に相応しい、高砂の謡を!!
高砂 祝言 四海波
四海波静かにて
国も治まる時津風
枝を鳴らさぬ御代なれや
逢いに相生の 松こそめでたかりけれ
げにや仰ぎても ことも愚かや かかる世に
住める民とて 豊かなる
君の恵みは 有難や
君の恵みは 有難や
(訳 私の想いも込めて)
日本を囲む四つの海は波が静かで、国を治める時とて吹く神風は、枝を鳴らさぬ御代(つまりそれだけ穏やかな平和な御代)です。
相生の松は、夫婦松と古来から言われているがそれを象徴するような天皇陛下・皇后陛下のお姿は、とてもおめでたい。
これからどんな世の中になるのか?と不安に想うことも馬鹿馬鹿しいと思える位に平和で幸せなこの平成の御代に、住んでいる我々国民は、とても満ち足りて幸せであります。
天皇陛下の豊かな恩恵・お心は、本当に有難かったです。
天皇陛下のお恵みは、我々にとって、本当に有難いことでした。
天皇陛下・皇后陛下、ありがとうございました。
