3/2円満井会定例能 矢来能楽堂
能「鉢木」、私の円満井会『卒業』公演に、満席のお客様にお越し頂けて、心より、篤く御礼申し上げます!!
ありがとうございました!!
開場前のまだお客様のいない矢来能楽堂の舞台の上。
この歴史ある舞台で、まだはな垂れ小僧の頃から、沢山の経験を積ませて頂きました。
観世喜之先生・親しくさせて頂いている観世喜正さんのお膝元、歴代沢山の先人が護ってこられたこの矢来能楽堂の歴史ある舞台で、九皐会の守り神に、そっと御礼を申し上げました。
最後のシテ舞台。
満席のお客様の前で、今持てる自分の全てで、鉢木という大曲を勤めました。
ワキの北条時頼をお相手下さった森常好さんの熱演で、最後の時頼の語りはグッと来ました。
ご覧のお客様にも、地謡の能楽師からも、グッと来た・涙が出た、との感想が聞かれました。
鉢木が終わった瞬間は、何か晴れ晴れしたような気持ちになりました。
この31年に及ぶ感謝を込めて、勤めさせて頂きました。
本当にありがとうございました!
帰り道、この31年が走馬灯のように浮かびました。
自らの芸道を更に深めていく努力も、そして能楽の未来の為に、後に続く人達のためにも、このオリンピックの前後数年は踏ん張り処です。
頑張っていきます!!
昨年から、色々と状況が変わり、また違った役割を能楽の神様から与えられたような気がしています。
三春会から続く、この31年に、心より感想申し上げます!!
更なる芸道の努力を続けながら、次のステージで、私自身も、能楽界のためにも頑張ります!
皆様、ありがとうございました!!!