一昨日の、7/15水曜、東京オペラシティコンサートホールにて、世界一の長寿音楽番組「題名のない音楽会」の公開録画に、出演させて頂きました。

「題名のない音楽会」出演は、2005年から10年ぶり2回目。

実は、その時の競演で初めてお会いしたのが、津軽三味線奏者  上妻宏光さんでした。

それがきっかけで、同い年の上妻さんとは、今や数多くのライヴをご一緒するようになりました。
ご縁とは有り難いものです。
その上妻さんと、出会った「題名のない音楽会」で、10年ぶりの競演となりました!

そして、尺八奏者の藤原道山さん。
私がコラボを初めて行った、2003年のNHK総合テレビ「ジャパネスクな夜」で競演させて頂いた時、邦楽の世界にもこんなにもグローバルな才能と感性を持った人がいたのかと、驚いたのが、道山さんでした。

今月末、明治座で競演させて頂きます!

その前に、道山さんと、ご一緒する機会となりました!!


そんな、道山と上妻さんと私の、「邦楽チーム」と、相対したのが、この10月から新司会者となられる、天才ヴァイオリニスト・五嶋龍さん!!

実際お会いしたら、「お忙しいなか、ご出演頂いて、ありがとうございます!」と言われ、予想通りの爽やか好青年。

そして、空手三段という肩書きが証明するような、見事にヴィルドアップされた体つき!

ヴァイオリニストとしてのスキルは勿論、ハーバードの物理学卒業、ニューヨーク在住、そして、空手三段で日本の武道にも精通、、、
グローバルな感覚を持ちつつ、日本人のアイデンティティを持ち合わせた、ホントの新時代の『進化した本当の日本人』、いつかは出現すると思っていましたし、その為に私たちの世代の日本伝統文化の伝承者は存在しているんだと思っていますが、それが、五嶋龍さんなのだ!と感じました。


正に、五嶋龍さんは、新時代のニューエイジですね!


さて、舞台ですが、曲目は、クラシックの定番の名曲。

オーケストラは入らず、五嶋龍さん、道山さん、上妻さんの3人が、ガチな音の世界を創り、そのやや後方で、私が象徴的に舞う、といった志向でした。

3人の空気感は舞台上で、スンゴカッタです!!凄まじい、緊張感でした。
これが、満杯の1500人のお客様が見いっている中での、何台ものカメラが廻っている、公開録画の緊張感!!

寄り添ったり、鎮まったり、弾けたり、バチバチやりあったり、、!!


たった5分でしたが、かなり濃密な5分でした!


そんな中で、私は、よくありがちな、後ろで何となくそれっぽく、ただウロウロしているだけ、、、というのは、絶対に嫌だったので、かなり曲を聞き込んで、かなり悩みました、、、

そして、全てに意味を持たせて、古典的な金春流の伝来の型と、そして、少しだけオリジナルも混ぜて表現しました。

勿論、能面 装束を使用しました。

自分なりに、力は出しきったと思います!

そして、題名のない音楽会、素晴らしい番組ですね。
スタッフの情熱も凄かった!

大変手間隙をかけて、作り上げている素晴らしい番組に、新司会者五嶋龍さんの最初の大切な放送の回に、素晴らしい共演者と作品を発表出来たことは、とても光栄なことでした。


因みに、放送は、10月4日日曜日朝9時です!


ありがとうございました!!