東京オリンピック決定の瞬間を、テレビで見守った。
決定の瞬間、涙が出てきた。
陸前高田、山田町、大船渡、名取市閖上、福島いわき、Jビレッジの原発作業員、ニュースや映像でなく、私が実際にこの目でみてきた、風景や涙。
東京と、福島、宮城、岩手は一心同体だ。であるべきだと私は思う。
大変多くの人命の犠牲と現在も続く苦しみ、そして、今回の決定。
何もせずに、誰かのせいにして文句ばかり言うのはやめよう。
また、現実に向き合わず、蓋をし、目を背けるのもやめよう。
正に、世界の檜舞台で、日本人の底力が試される時が来たのだ。
2020年に、東京でオリンピック開催は決定した。
あとは、これを活かすも殺すも、我々次第だ。
前回の東京オリンピックは、敗戦から立ち直る起爆剤となった。
今度の東京オリンピックは、日本人の日本人たるアイデンティティーを取り戻す機会となると思う。
変な曲がった片寄ったナショナリズムではなく、他国、他人種、他文化、他宗教をリスペクトするための、ものさし としての「日本人のココロ」。
海外メディアを含めて、世界中の人々が、厳しく、また温かく、我々日本を今後見つめることとなるであろう。
「あの苦しさがあって、そして東京オリンピックを経て、日本は復活した」
我々の子孫が、後世、そう21世紀を振り返る、そんな時代にしたい、と私は強く考える。
我々日本人一人ひとりが、希望を持って前へ進もう。
あとはもう、実践するのみだ。