来たる来年2026年1月17日土曜日、私の主催公演『山井綱雄之會』をさせて頂きます。
今回は20回目の記念公演!ありがとうございます😊😭!
能三番の大変豪華番組!!長丁場となります。
私の勤めます能「定家」は、準老女物の大曲。大きなチャレンジです。
式子内親王と藤原定家の愛憎の物語を描きます。我が流派中興の祖・金春禅竹ワールド全開の世界観の能です。
私としても能楽師としてのひとつの大きな区切りの集大成の舞台となります。
この能「定家」は一筋縄では行かない能です。円熟を迎えた能楽師のみが演じられて、我が流派では諸先輩諸先生方は皆さん60歳を過ぎてから勤められた能を、私は52歳で有り難くもさせて頂きます。今までの苦難をこの舞台に昇華させて、今までの苦難はこの為だったのだと言えるように、努力をして皆様に何かを伝えられる舞台にしたいと思っております。
また、この度能楽協会員となった長男綱大(こうた)に平家の若武者の能「経政」を勤めさせます。まだまだ未熟ですが、金春流の未来を担っていって欲しいです。
そして、私とはプロレス友達である三宅右矩くんによる狂言「佐渡狐」。
また、弟子の村岡聖美には能「邯鄲」を勤めさせます。これまた大曲です!狭い一畳台の上で舞う楽や空オリ、クライマックスの橋カカリから走り込んで一畳台に飛び込むラストなど、金春流らしさ満載で見どころ一杯です。
この「山井綱雄之會」は、旗揚げ当初は今は亡き人間国宝の先生方にお相手頂き、「本物を目指すならば本物に揉まれる以外にない」との想いで始め、先生方に必死で喰らいついてきました。
10回目からは、やりたいことを実現させようと、新作能や異流競演もやりました。
この20回目からは、私のチャレンジもさせて頂きながら、「後進を育てていく」
ことも、大事な命題として取り組んで参ります。
私自身、苦しいこと、辛いこと、死を間近に感じたり、死にたいと思ったこともありました。
失ったものも大きいと思いますが、代わりに得られたことも大きかったとも思います。
全ては能の為に。
能楽師としては、その全てを舞台に昇華させて、花をお見せしたいと思います。
9/24より一般販売開始しました!
皆様のご来場賜りたくどうぞ宜しくお願い致します。
(私のお知り合いご友人の皆様、私へご連絡下さい!!)
第20回記念山井綱雄之會
■日時: 2026年1月17日(土)
13時開演 12時開場
■場所: 国立能楽堂
東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目18−1
■番組:
能「経政」山井綱大
狂言「佐渡狐」三宅右矩
能「定家」山井綱雄
能「邯鄲」村岡聖美
■チケット料金:
S席/正面 12,000円
A席/脇・中正面前方 10,000円
B席/脇・中正面後方 8,000円
25歳以下B席3,000円
■チケット受付
・後援会「綱雄の会」先行受付 9月10日(水)~
山井綱雄事務所にて受付
・一般発売 9月24日(水)~
チケットは、カンフェティおよび山井綱雄事務所にて受付
◇カンフェティチケットセンター
tel 050‐3092‐0051(平日10時~17時)
WEB⇒
◇主催・チケット受付
山井綱雄事務所/綱雄の会事務局
tel 070-6526-0270(平日10:00~17:00)
mail info@tsunao.net
■番組詳細:
解説 山井綱雄
能「経政」
シテ 山井綱大
ワキ 舘田善博
笛 松田弘之
小鼓 鵜澤洋太郎
大鼓 安福光雄
後見 本田光洋 大塚龍一郎
地謡 本田芳樹 金春憲和 本田布由樹 中村昌弘 渡辺慎一 雨宮悠大 岩間啓一郎 立本夏山
狂言「佐渡狐」
シテ 佐渡の百姓 三宅右矩
アド 越後の百姓 三宅近成
奏者 前田晃一
後見 金田弘明
能「定家」
シテ 山井綱雄
ワキ 舘田善博
アイ 三宅右矩
笛 松田弘之
小鼓 鵜沢洋太郎
大鼓 安福光雄
後見 金春安明 横山紳一
地謡 高橋忍 辻井八郎 金春憲和 井上貴覚 本田布由樹 中村昌弘 岩間啓一郎 立本夏山
能「邯鄲」
シテ 村岡聖美
子方 垣澤さくや
ワキ 野口能弘
アイ 高澤祐介
笛 藤田貴寛
小鼓 大山容子
大鼓 亀井洋佑
太鼓 吉谷潔
後見 山中一馬 雨宮悠大
地謡 柏崎真由子 林美佐 岩松由実 中野由佳子 深津洋子 大澤久美子
附祝言
終演予定18時35分