自閉症や発達障害を持つ子供たちに対して有効なコミュニケーションの方法の一つとして絵カードがあげられます。
発語がなくても、意思を表示したり、やることをリスト化したりすることができます。
個人での販売から始まって、店舗でも取り扱いがあるようになった絵カードの例↓
トイレに入ってから出るまでどういう過程で動く必要があるのかについて、イラストを交えてわかりやすく記すことで、無駄にトイレットペーパーや水で遊んだり、室内を汚すことを防ぐこともできます。
絵カードについて、情報量が多かったり、色や形がそれぞれの家に合っていないこと、サイズが適切でないなどの理由によって上手く機能しないこともある。また、絵カードを使う際には、きちんとできたら褒める、タイミングよく出す、言葉も一緒に用いるなどの使用者による工夫も必要とするそうです。
行動を抑制するような絵カードもあるが、そればかりを多用すると反応しなくなる可能性があるそう。
使い手の協力も必要とするが、困りごとを解決するための案として、空間に取り入れる(壁や鏡など目につく場所に設置する)ことも効果はあるのではないかと思いました。
意外と難しそうですが、作ってみるのも良い気がします。
参考文献
「保育者が行う絵カード作成の誤り および不適切な使用方法の分類」筑波大学/水野 智美