今日は鬼瓦の話 BY建築エコノミスト森山さん | 三州瓦メーカー山平の瓦ブログ

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ための一つの手段としてブログを始めます。

今日はいつもペタやコメントをいただいている建築エコノミスト 森山 さんのとこで
見て感動した記事の紹介です。

絶滅危惧器具4 鬼瓦 の記事です。
(↑こちらから記事に飛べます)

こういった記事を本来は僕ら瓦業界人が書いて瓦の良さをPRしていかなくては
ならないところを読んでてまさにその通り、現在の問題だなぁと感じました。

素晴らしい内容だったのでぜひ、ご紹介したいと思いましたので森山さんに
快くご承諾いただけたので今日の日記にさせていただきました。

本文より少し転載させていただきます。
絶滅危惧器具の中の本命、瓦です。

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なぜ本命なのかというと、いつもこの話題で引き合いに出している建築デザイン系の
住宅雑誌で調べてみても、ここ数年間の設計事務所案件の約300件ほどの中に
瓦を使用した建物が存在しないからです。
また、瓦を使った建物を設計したことがないという若手建築家が全体の8割を超えているからなのです。

これ、異常事態だと思いませんか。

たとえば、刺身を切ったことがないという若手料理人とか
たとえば、着物を着たことがないというブライダルコーディネーターとか
たとえば、日本髪を結ったことがないという美容師とか
が8割を超えていると仮定すると、ちょっと信じられないですよね。

・・・・中略・・・・

この鬼瓦をつくる人のことを鬼師(おにし)といいます。
私は、建設業界のなかで、そこに働く数百という職種の中で、この鬼師いう名前が
一番かっこいいんじゃないか、と思っています。

・・・・中略・・・・

長い時間をかけて受け継がれてきた技術や意匠表現を、職人気質で突き詰めながらも、
ことさら大げさに見せつけるのではなく、その業物(わざもの)を日常の風景にほっぽり出し突き放す、
それを屋根になにげなく祭る、その粋こそが日本の甍です。

甍(いらか)とは瓦屋根のことですが、原義はとんがった部分のことを言うらしいのですが、
今、みんな鬼瓦を据付けないので、このとんがった部分を担う鬼師さんが減っているのです


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これは、日本中からカバラの魔除が減っているということになるんですかね。

以上、転載させていただきました。
こんなにきちんと調べて、また瓦の将来を憂いて自分の思いを込めて
温かい文章で激励していただけたのが本当に嬉しかったです。
そして僕ももっともっと情報発信をしなければと改めて思いました!
今後とも頑張っていきます!!!

建築エコノミスト森山さんありがとうございました!!!


BY 読んでて目頭が熱くなってしまった専務