○【HSPの起業】起業した後、うまくいくまでの「トンネルの時期」、どんな風に過ごしていたか? | HSS型HSP、HSPの熱と強みを生かす働き方【ララマル】

HSS型HSP、HSPの熱と強みを生かす働き方【ララマル】

HSS型HSPさん、HSPさんが、熱と強みを生かして働く後押しをしています。適職を見つけたり起業・副業サポートもします。自身もHSS型HSPであり、フリーランスで15年働いてます。

ビジネスを始めて、
すぐにうまくいく人は少なくて、


多くの場合、
うまくいかないトンネルの時期を経て

軌道に乗っていきます。
 

 

トンネルの時期、どんな風に過ごしたか?

を、今日はお伝えしますね。

 


私はコーチング業を始めてから

すぐに軌道に乗ったわけではなく、

 

何年かコツコツやって、

食べていけるようになったのです。


 

その間、別の仕事を並行してやっていたので

生活はできていたのですが、

 

事業の柱が育っていなかったので

「これから、どうなるのかな?」と

わりと不安もありました。

 

まだまだ、自己否定からのガムシャラに

心が支配されていて、

土台がぐらぐらだったのもあります。

 

心の奥の方では「こっちだ」と

確信を持てているのだけど、

表面の方では不安で揺れる、という感じだったのです。


 
会社を辞めたのが2008年の秋で、
コーチング業を始めたのが
2009年の春でした。
 
ありがたいことに、お客さまはずっと
来てくださっていたのですが、
 
「本当に食べていけるようになるんかいな?」
とお金の面での不安もまだまだ大きくて、
 
2009年〜2010年くらいが、一番、
五里霧中感が強かったのです。

 

 

会社員時代に出会った起業家たちのように

バリバリアクセルを踏むことができない。

仕事に全集中・・・したいし、

しなきゃいけないのに、できない。

 

以前の自分だったら軽々とできたような
(当時のイメージ。本当は過剰にアクセル踏んでただけですが・・)
「前に進む動き」が全然できなくて、
 
なんか空回りしている。
 

 

今の自分からすると、

 

「変化のプロセスの”手放す”が起こっていますよ。

今までの生き方から、切り替えてる最中です。

まず立ち止まって、ゆっくりしましょうね。」

 

と呼びかけたいところですが、

当時はそんなことは全く頭の中になく・・・。

 

 

それでも、2010年くらいに、

何人かの方のセッションを受けて、

 

「今は、休む時なんだ」とわかってから

少ないエネルギーでちょっとずつ進みつつ、

ゆっくりと休めることに集中しました。

 

自分の状態、何が起こっているのか、

どんな資質で何ができて何ができないのか
 

客観的な視点から理解することで、

その時最も必要だった「休むこと」に
取り組めたのです。

 

 

コーチング業の方は、
少ないエネルギーながらも

少しずつ、少しずつ育てていきました。

 

twitterのフォロワーさんが2000人くらい、

独自ブログからアメブロに切り替えて

読者さん(フォロワーさん)が
300人くらいになった頃から、

 

ポツポツと、定期的にブログ経由で

お申し込みが入るようになりました。

 

(”ビジネスすることに対して心を開いた”ことも

大きいと思います)

 

 

一人一人に、その時できる精一杯で

セッションをさせていただいて、

信用を積み重ねていき、

 

自分を整えることにも
じっくり取り組んでいたら、
 
「あれ、そういえば、
最近泣かなくなったな?」と気がつき、
 
つまり元気になり、
 
「仕事しよう!」と思えるようになった頃、
 
並行してやっていたお仕事をやめ
(2012年だったかな)、
 
コーチング業に絞り
 
・・今に至ります。
 
 
まとめると、
 
・今の自分に起こっていること、状態、
できること・できないことを理解し、
受け入れた。

自分を整えるために必要なことに、集中した。
 
・ビジネス的には、その時に使える
エネルギーの範囲で、できることを
コツコツとやって育てていった。
 
という感じです。
 
 
こうやってみると、今でも、
エネルギー配分が変わっただけで、
やっていることは変わらないかもしれません。
 
(自分を整える+目の前のことコツコツやる)


トンネルの時期って不安ですが、
 
本音が指し示す方向に意識を向けつつ、
使えるエネルギー量の範囲で、
できることをコツコツやっていくこと
 
それを積み重ねていると、
パカっと扉が開く瞬間があります。
 
お客さまの声の質が変わったり、
いらっしゃる人数が階段状に増えたり、
今までなかった依頼が舞い込んできたり、
といったこと。
 
何度か扉を開きながら、
やがて軌道に乗って行きます。
 
 
起業して、一気にうまくいく人もいますし
輝かしい成功譚は目を惹きますが、
 
仕事経験のない分野での起業の場合、
少しずつ育っていくのがリアルだと思います。

 

 

起業を考えている人は、
「うまくいくまでは、ある程度、
時間がかかるモノだ」

という前提で進めると、
着実にビジネスを育てていけると思いますよ。
 
 
(2021/7にアップした記事に
加筆して再アップ)