”ウォポン交換その前に” | くるまの達人

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とか、タイトルで謳いながら、実はただの日記だったりするけど、いいですか?

W126のウォーターポンプを交換した時
のブログです。12年前です。




鋳物のバリ取りをしてから組み付けて
ますね。そのまま組み付けて、もし使
用中に剥がれ落ちたバリはどうなるん
でしょう。いくつかの「よろしくない
こと」の発生が考えられます。長くな
るので詳しくは書きませんが、想定さ
れる「こと」が直ぐに車を止めてしま
うような故障を引き起こすわけではな
いということが、そのクルマに長く乗
りたいと考えている人にとって、とて
もやっかいだったりします。

こういうことが気になるタイプなので、
自分で整備をするクセがついたのだと
思います。

プロのメカニックにここまでの作業を
期待してはいけないという理由は、ブ
ログ中に書いています。参考にしてく
ださい。

そうそう、ウォーターポンプを部品屋
さんから買ったとします。仕事から
帰ってきたら玄関に置いてあるのを見
つけて、箱から取り出して、「おお、
ここが回るのかぁ」なんてクルクル
……しては絶対にダメです。

ウォーターポンプのプーリーマウント
とインペラーをつないでいるシャフト
は、樹脂製のOリングでシーリングさ
れていますが、このリングと回転する
シャフトの摺動面を潤滑しているの
は、
冷却水だったりします。ほんのわずか
ずつ冷却水が滲み入ことで、両者間は
潤滑されているわけです。

乾いた状態でクルクル回すと、シール
リングに擦れキズがついて、水漏れの
原因になります。これもまた、すぐに
ジャージャー水漏れを起こすことは少
なく、寿命がものすごく短くなる、と
いう症状で現れることがほとんどで
す。平滑な面では糸口がなかったはず
なのに、小さなキズがグングン育って
大きなキズになってしまうという状況
の原因をつくることになります。

ウォーターポンプのドライくるくる
は、ダメです。





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山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
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