W124、約1年半ぶりの再会。 | くるまの達人

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とか、タイトルで謳いながら、実はただの日記だったりするけど、いいですか?

今日は午前中に出掛けて、帰ってきた
らすっかり夕方になってました。オー
プンカーで走るにはちょうどよい日和
りです。

NDロードスター用スピーカーシステ
ム、12月中に先行申し込みの受け付
けを開始するための確証を得るステッ
プを、今日も1つ踏んできましたとい
う感じです。ボーナス、使い切らずに
残しておいてくださいね!


さて帰ってきてすぐに、昨日の朝持ち
込んでくださったW124の分解作業
に掛かっています。

そのお方、なんと懐かしい書籍を2冊
も持って来られて、久しぶりに自著に
サインをさせていただきました。



もう本は書かないのですか? と訊ね
られました。ちょっと不意打ちだった
のでその時なんと答えたのか覚えてい
ませんが、本を出すかどうかは出版社
が決めることなので、わたしにはわか
りません。出版社は、儲かると思えば
出版するし、儲からないと判断すれば
係わらない。それだけのことです。

けれども出版社が出版、つまり印刷し
て書店に並べてくれなくても、わたし
は文章を書くことはできます。文章を
書いても食えるか食えないか、つまり
夢中になって文章を書いていたら死ん
でしまうと今は感じているので、書か
ないだけです。

もっと言えば、死なない方策を整えれ
ば、思い存分心ときめく文章を書くこ
とはできるわけで、スピーカーシステ
ムやら他にもいろいろ考えていますが、
そういうことをコツコツと進めている
のは、実はこのシルバーのW124に
乗ってやって来てくれる、あるいはも
っと遠くの四国や関西からやって来て
くれる感激的にうれしい人たちが心か
ら楽しんでくれるような文章を、腰を
据えて書くための環境づくりの一環だ
ったりもするわけです。

今どき、出版社が書店に並べてくれな
くても、ベストセラーを狙うのでなけ
れば、いくらでも物語をお届けする方
法はあります。

もう本は書かないのですか? そうい
うありがたい質問をしてくださる方へ。

書きます。ここでしか読めない物語を
書きますので、もう少し待ってくださ
い。



さてさてこのシルバーのW124、約
1年半前に確か10台限定で作業をお
引き受けしたうちの1台です。

自分で寒いことを言いますが、分解し
て裏側が見えてくるにつれ、どうりで
よい仕事をしてます。





スピーカーシステムを固定する3本の
ねじの閉め具合も適正だし(自分で作
ったものなので、誰よりもよい案配が
わかっていて当然なのですが)、電気
の配線はすべて三つ叉の分岐線を使っ
て安全に正しく分岐させているし、取
り回しも、万が一に備えたタイラップ
を使った固定も、わたし的にはパーフ
ェクトです。自分でやったので、自分
がそう感じるのは当たり前なんですが、
ね。



この写真を見てください。前回の作業
で、純正ヘッドユニットに接続するカ
ップラーへの配線をカットして必要な
電源を取っているのですが、なんと、
使わなくなった純正カップラー(写真
右上の黒い部品)側の3本にもギボシ
端子を取り付けていました。しかも、
すべてはんだを入れてます。こうして
おけば、必要とあらば、すぐに純正ヘ
ッドユニットに戻せます。

自分で言って、アホかいなと思うかも
しれませんが、こんな作業跡は今まで
一度も見たことないですからね。やり
過ぎかなとも思いますが、いいんです。


ところでこのシルバーのW124のオ
ーナー氏、今回は何がよくなるんです
か? と。ええー、そんなことも知ら
ずに、まだDEH−970で構成した
システムを取り付けて1年半も経たな
いのに、25万円近いお金を預けてく
ださったんですかと、ちょっと焦った
日曜の朝のガレージ・コーヒータイム
でした。

DEH−970で仕上げたシステムも
よかったですが、今回のシステムはさ
らに隔世の感があります。今回は純正
のリアスピーカーも鳴らして組みます
が、これは来年に予定しているリアス
ピーカーキットを使った4スピーカー
化に向けての第一ステップです。その
準備作業を、わたしが自分で整えてお
きますというのが、今回のキモの1つ
だったりします。

DEH−970で鳴ってる現状に何も
不満なく大いに満足しているのだけど、
これを仕上げたヤマグチが次に打ち出
したことだから、きっとすごいんだろ
うと思ったので申し込みましたという
期待を1ミリも裏切らない感激を用意
しておきますので、どうか楽しみにし
ていてくださいな、という気持ちで、
作業に掛かっています。


夜になるとガレージが冷える季節にな
りました。ストーブを焚きながら、頑
張りますよ!




山口宗久(YAMAGUCHI-MUNEHISA.COM)
webTV「モーター日本」
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